正月料理にはその土地で採れる名産品のほか、ハレの日にしか食べることのできない一品まで様々なご馳走が用意される。食べてみたいのはどこの県の料理?

おせち(Shinya Suzukiさん撮影、Flickrより)

豪華絢爛!代表的なご当地おせち

鳥取「小豆雑煮」
小豆の煮汁に煮た丸餅を入れていただく。味は砂糖で甘くしたもの、塩味など家庭によって異なる。

島根「ワニの刺身」
ワニとはサメのこと。体内にアンモニアを多く含み日持ちするため山間部でも刺身で食べることができた。島根と接する広島県北の地域でも食べる習慣があるそう。

徳島「そば米雑炊」
そば米とは、そばの実を茹でて乾燥させて皮を剥がしたもののこと。プチプチとした食感が特徴。

香川「あんもち雑煮」
白味噌ベースのお雑煮に甘いあんこ入りのお餅を入れるのが香川流。具材は大根とニンジンが定番。

高知「皿鉢(さわち)料理」
高知ではお重ではなく、大きな浅皿にさまざまなご馳走を並べる。

福岡「博多雑煮」
あご出汁にブリとかつお菜を入れるのが特徴。かつお菜は高菜の仲間で、茎の部分がかつお節の風味がすることから名前がついたそう。

熊本「からしれんこん」
蓮根の穴に辛子味噌を詰めて油で揚げたもの。熊本名物として知られ、冠婚葬祭には欠かせない。

鹿児島「サバの昆布巻き」
昆布巻きの芯にサバを使用するのが鹿児島流。

沖縄「イナムドゥチ」
猪もどきという意味。豚肉、しいたけなどの具材を甘い白味噌仕立てにした汁物。

そのほかの地域の「ご当地おせち・正月料理コレクション」も随時更新。
「関東・甲信越・北陸編」、「東海・近畿編」、「北海道・東北編」