マンチェスター・ユナイテッドは27日、プレミアリーグ第3節でハル・シティに1-0と勝利した。マーカス・ラッシュフォードの決勝点が決まったのが、アディショナルタイムの92分だったことから、「ジョゼ・タイムだ!」とイングランドは沸いている。

今季から指揮を執るモウリーニョ監督は、コミュニティーシールドで初タイトルを獲得すると、プレミアリーグでも開幕から2連勝と順調なスタートを切った。だが、この日のハル戦ではなかなか得点を奪えず、スコアレスのままアディショナルタイムを迎える。

しかし92分、ウェイン・ルーニーが左サイドから突破を図り、クロスを入れると、ゴール前に飛び込んだラッシュフォードが押し込んで決勝点。昨季、すい星のように現れた18歳の若手の一発で、ユナイテッドが開幕3連勝を飾った。


ユナイテッドはかつて、レジェンドのサー・アレックス・ファーガソン監督がチームに有利になるように審判に圧力をかけてアディショナルタイムを操作したと揶揄され、終了間際の時間帯に「ファギー・タイム」という呼び名がつけられた。

この日の劇的な決勝点に、「ファギー・タイム」という言葉を思い起こした人は少なくない。元ユナイテッドのフィル・ネヴィル氏もこうツイートしている。


「ファギー・タイムが戻ってきた」と感じるファンもいるようだ。




モウリーニョ監督自身は試合後、クラブの公式チャンネルで「あれほどのクラブのレジェンドだ。『ファギー・タイムで勝った』と言われるのは、すごくうれしいよ」とコメント。偉大なる先人に敬意を表しつつ、勝ち点3をもぎ取ったことを喜んでいる。