「デ・ロッシがまたやらかした」。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、23日のチャンピオンズリーグ(CL)予選プレーオフで、ローマMFダニエレ・デ・ロッシが退場したことをこう伝えた。

ポルトとCLグループステージ出場権を争っていたローマは、敵地でのファーストレグで1-1と引き分けた。勝つことはできなかったが、退場者を出して数的不利となっただけに、アウェーゴールを奪ってのドローは上々の結果だった。

迎えた23日のホームでのセカンドレグ。ローマは8分にセットプレーから失点し、アドバンテージを失ってしまう。予選を突破するには、まず1点を奪って追いつくことが必要となった。

だが、その焦りからか、デ・ロッシは39分、敵陣にもかかわらず不用意に悪質なタックルを見舞い、一発レッドカード。退場となってしまう。


後半、10人となったローマにさらに追いうち。50分、デ・ロッシ退場で投入されていたエメルソン・パルミエリが、やはり悪質なタックルで一発レッドカード。ローマは9人になってしまった。


苦しくなったローマは、その後2ゴールを献上し、0-3と黒星。2試合合計1-4と予選敗退となった。

決定的な失点をした後、フランチェスコ・トッティは切ない表情を見せている。9月で40歳になるトッティは、今季限りで現役を引退する予定。最後のCLを戦うチャンスが消滅した形だ。