スマホやSuica対応のコインロッカーが増えている? 使うとわかる最新ロッカーの便利さ

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手軽に荷物を預けられるコインロッカーは、なにかと便利だったりする。
しかし、コインロッカーの利用で、小銭がなくて焦った経験は誰しもあるのではないだろうか。

コインロッカーの脇に両替機が置いてあればラッキー。そうでなければ、必要もないのに売店で何かを買って小銭を用意しなければならない。売店に行っている間に、ロッカーの空きがなくなってしまう、なんてこともある。

しかし、そんな苦労や心配は、今後は無用になるかもしれない。

●気がつけば増えていた小銭不要のコインロッカー
これまでコインロッカーと言えば、ロッカーごとにコイン投入口があり、100円玉を入れて利用していた。

しかし、最近のコインロッカーは、ちょっと違う。
東京駅などでは、Suicaをはじめとする交通系電子マネーに対応したコインロッカーが置かれているのだ。

筆者が確認したところ、渋谷駅や池袋駅にも設置されていた。
ふだんは見逃しているだろうが、コインロッカーを見かけたときにチェックしてみてほしい。主要な駅には電子マネーに対応したコインロッカーが設置されているはずだ。

これらのコインロッカーには、ロッカーごとのコイン投入口はない。
中央あたりに操作画面があり、ここで支払いや施錠/解錠の操作を行うのだ。

Suicaをサッとかざしてスムーズに利用できる
利用方法は簡単だ。
1.空いているロッカーに荷物を入れ、施錠バーを下げる。
2.ロッカーの操作画面で、支払い方法として「Suica」を選択し、Suicaを読み取り機にかざすだけ。
支払いが済めば、利用明細・領収書が発行される。

荷物を取り出すときも簡単だ。
1.預ける際にかざしたSuicaが鍵となるので、操作画面にそのSuicaをかざせば解錠される。

使用中のコインロッカーは赤いランプが点灯するのだが、操作画面に空きのあり/なしも表示されるので、空きがあるかどうかを素早く確認できる。また、支払い前にSuicaをかざして残高を確認することもできる。

コインロッカーは知らないうちに、大きく進歩していたのだ。
なお、利用方法はロッカーの種類によっても多少異なるので、操作画面で確認してから利用しよう。

●現金での支払いにも対応
電子マネーは持っていない、という人も安心してほしい。
このコインロッカーは、現金での利用にも対応しているのだ。
嬉しいのは、100円玉だけでなく、千円札も利用できるようになっている点だ。
現金の場合、暗証番号が書かれたレシートが発行されるので、なくさないように気を付けよう。

クレジットカードや電子マネーの利用が広がり、ふだんの買い物で小銭を利用する機会が減ったという人も少なくないだろう。
「小銭しか使えない」というコインロッカーは、ますます不便に感じられるはずだ。

最新のコインロッカーであれば、電子マネーも、現金も、スムーズに利用できる。
頻繁に利用することはないかもしれないが、いざというときに、便利さを実感できるだろう。