iPhoneとも繋がる普通の腕時計のような美しいスマートウォッチ!Apple Watchよりチョット素敵で便利な機能

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スマホの情報を表示できる腕時計、いわゆる「スマートウォッチ」は様々な製品が発売されている。
Apple Watchのようにメッセージを読んだり、支払い機能を持った高機能な製品も多い。

しかしメーカーの思惑とは異なり、スマートウォッチを使っている人はまだまだ少ない。毎日の充電が面倒なことや、スマホがあればわざわざ高価なスマートウォッチが無くても事足りるからだろう。

そんな背景から登場した製品が、Garminの「Vivomove」だ。
Garminは歩数や睡眠状態を計測できる「活動量系」と呼ばれる腕時計やブレスレットなどを多数販売している。
計測したデータはスマホやiPhoneに自動転送され、毎日どれくらい運動したかを管理することができるわけだ。

Vivomoveも腕時計タイプの活動量計である。しかしその外観は腕時計そのもの。スマホと接続できるスマートウォッチには見えない。しかし腕にはめるだけで毎日どんな運動をしたかをしっかりと記録してくれる。


美しいデザインの腕時計にしかみえないVivomove


最大の特徴は文字盤の中に見える、2つの表示バーだ。
左側に見えるバーには、0、50、100の数字が書かれている。
これはスマホで設定したその日の歩数など、目標運動量にどこまで達したかを白いバーで表示してくれる。夕方になってもまだ50%なら、夜はがんばって運動しよう、と奮い立たせてくれるというわけだ。

また右側のバーは、運動をしていない時間が続くと赤いバーの表示が伸びていく。仕事をしながら机に向かったままだと、文字盤の右側の赤い表示がどんどん目立ってくるのだ。
つまり動かない状態が続いていることを警告してくれるのである。

Vivomoveの機能は運動量の計測と、それのスマホへの転送、そして運動目標量の簡易表示と運動を行わない時間が続いたときの警告だけとシンプルだ。スマホに電話の着信があっても通知はしてくれないし、アプリも使えない。だが毎日の運動を手軽に記録でき、しかもどんなファッションにも似合う美しいデザインの腕時計なら、スマホに詳しくない人でも安心して買えるだろう。


文字盤の2つのバーで運動状況を記録。機能は少ないが十分だろう


なおVovomoveが計測したデータはiPhoneやAndroidスマホのアプリ「Garmin Connect Mobile」でいつでも見ることができる。またGarminが提供するクラウドサービス「Garmin Connect」を使えば、データを他のスマホで見たり、あるいは他の人と共有したりすることもできる。

しかもうれしいことに、Vivomoveはボタン電池1個で1年間も使うことができる。
つまり充電操作は一切不要なのだ。
朝起きて、スマートウォッチを使おうと思ったら電池が切れていた、なんてことも無いのだ。またベルトは市販の腕時計用の22ミリ幅のものが使えるので、お気に入りのベルトへの着せ替えも自由自在だ。


多彩なラインナップ。腕時計感覚で選べるのも楽しい


Vivomoveにはプレミアム、クラッシック、スポーツの3種類が用意されている。アメリカでの価格はそれぞれ149.99ドル、199.99ドル、299.99ドルだ。Garminは日本でもすでに様々な製品を半場敷いているので、Vivomoveの日本での販売にも期待したい。


山根康宏