北海道北見工業高等学校(北海道)

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 遠くのシベリアからやってくる流氷がたどり着く北見市。そんな北見市に位置する北見工業高等学校。1964年に開校し、1995年に新校舎がつくられた高校です。冬には、寒い地域の学校ならではのスキーの授業があり、また、9月には仁頃山への登山マラソンなど、自然に囲まれた環境を生かした授業に取り組んでいるようです。部活動は、寒い気候を言い訳とせず、陸上部、柔道部、弓道部、卓球部、バレーボール部、剣道部、硬式テニス部、科学部、工業クラブ、ものづくり大会等様々な部活動が全道大会、全国大会に出場している学校です。野球部もその仲間の一員であり、昨年の夏の大会では、ベスト4に進む頑張りを見せた北見工業ナイン。ベスト4に進むことは出来たが、甲子園に出場できなかったことが悔しさとして残っているようです。そんな北見工業の選手たちに、引退した3年生を超えられるようにするために、日々どんな練習に取り組んでいるか、どんな気持ちで練習に臨んでいるか伺いました!

チーム基本情報を紹介!

■北見工業高校の木村 一貴君(学年:2年/役職:副主将)にお話を伺いました!

Q. 部員は何人いますか?

 1年生が13人、2年生が13人の合計で26人で活動しています。

Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。

 夏は専用のグラウンドでの練習、冬はビニールハウス、学校内、グラウンドで練習をしています。

 夏と冬で練習環境を変えているのですね!

[page_break:今年のチームについて]今年のチームについて

笑顔の選手たち(北海道立北見工業高等学校)

Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。

「投手陣の層の厚さ」「元気の良さ」「体が大きい人が多い」の3つです!

Q. 体が大きくて元気がいいのは大きなウリですね。では、オフシーズンの練習で北見工ならではの名物練習などはありますか?

 冬の心の強化期間での4日間、計4000回の1、2スクワットです。

Q. 4000回!数をこなせばこなすほど、自分たちの力になりそうですね!ではその練習を乗り越えて、春夏はどんな目標を抱いていますか?

 春は、全道ベスト4!夏は甲子園出場!!

秋の大会を振り返って

Q. 秋の大会はチームにとって、どんな大会でしたか?

 自分たちの実力を痛感する大会でした。

Q. 実力を考える機会になったのは良い収穫ですね。新チームになって先輩たちと比べて『まだまだだなぁ』と感じたこと、また、『ここでは負けてない!』と自信がついたことはなんですか?

 先輩たちの「失点をしない野球」はまだまだです。でも、体の大きさでは負けてないです!

Q. では秋の大会を終えて、この冬強化したい点を教えて下さい。?

 打力です!

Q. さて、チームの中で、秋に活躍した仲間を紹介してください!

 鈴木 雅也です。背番号2桁ながら、全試合ヒットを打ち、守備では安定したプレーをみせてくれました。

Q. 鈴木くんに負けないプレーをチーム一丸でしていけたらいいですね。続いて、チームの中で春のキーマンとなってくれるであろう選手を教えてください。

 中山 啓太、中川 裕元、桜井 健斗、竹俣 大成、小野 裕です。

Q. お、たくさんいますね。彼らのどのような活躍を見せてくれると思いますか?

 前の代の悔しさを知ってる分、走攻守において、勝負強い活躍を見せてくれると思います。

Q. 前の代の悔しさ!これをバネに春の大会頑張ってほしいですね。さて、2年生にとっては最後となるオフシーズン。1年生にとっては、初めてのオフシーズンですが、春に向けてどんな冬にしたいですか?

 もう苦しい思いも辛い思いも最後、そして、最後の夏悔しい思いをしないためにも、心技体1回りも、2回りも大きくなれるようになりたいです。

 高校野球も最後なので自分らしい試合にできるよう頑張ってください!ありがとうございました!

[page_break:指導者が語る!このチームの強み]

 ひきつづき、木村 一貴君に更にお話を聞いていきます!

木村一貴選手(北海道北見工高等学校)

Q. 高校野球が好きな理由は何ですか?

 目標に向かってひたむきに努力出来るところ、周りの人々に感動を与えられるところです。

Q. ではこの冬はどんなことを目標にしていますか?

 最後の夏、悔いのない最後にするために、追い込むところは追い込む冬にしたいです。

Q. では、野球をする上でモットーにしている好きな言葉を教えてください!

「不撓不屈」です!

Q. 強い意志を持ち、どんな困難にもくじけないという不撓不屈。まさにぴったりの言葉のようですね。最後に『自分はここまで成長するぞ!』と、いう熱い宣言と夏までの目標をお願いします。

 ピンチやチャンスに強く、チームの勝利に貢献できるプレーを出来る選手に成長したいです!また、夏までに様々な場面で自信をつけ、個人的にもチーム的にも自信のあるプレーが出来る選手になることが目標です!

 目標を熱く語ってくれた木村君!これから成長していく姿が目に浮かびます!ありがとうございました!

指導者が語る!このチームの強み

■野村 明史監督に質問!

Q. 今年のチーム、どんなことを心がけて選手と向き合っていますか?

 21世紀候補校、北・北海道大会ベスト4となった先輩たちが引退し、その思いを引き継ぐべく目標は先輩たちが達成できなかった「甲子園出場」としました。日々成長し、1年をかけて、選手権大会までに目標到達能力が身につけられる指導を心がけました。

Q. なるほど。では秋の大会を踏まえて、この冬の練習で磨きたいところ、チームのテーマはどんなことですか?

 秋季大会では、予想よりも力をだす日もあり、選手にとっては自信を得たり、敗戦から多くの課題を得ることが出来ました。それを見ていて、今年のチームは高い投手力で失点を抑え、それ以上の得点をあげるチームだと思いました。それを伸ばすため、冬の期間は、野手陣の打力強化をチームに望んでいます。

Q. 最後に、厳しいトレーニングに取り組んでいる選手たちへ一言お願いします!

 自分たちが冬期間の練習で流した汗を、夏に最高のうれし涙にかえるべく、辛く厳しい冬を楽しんでほしいです。

 選手自身、監督、そして『チーム』が甲子園出場に向け練習に励んでいることがわかりました。野村監督、ありがとうございました!