レッドソックスの上原浩治(左)と田澤純一(右)【写真:田口有史】

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7回田澤→8回上原→9回キンブレルで「勝利の方程式」

 レッドソックスがパドレスのクローザー、クレイグ・キンブレル投手をトレードで獲得したことにより、上原浩治投手が来季からセットアッパーに回ることになったとボストン地元紙の記者が伝えている。

 米メディアは13日(日本時間14日)にキンブレルのレッドソックス移籍を一斉に報じた。レッドソックスからパドレスには若手4選手が移籍する。

 これを受けて、地元紙ボストン・グローブでレッドソックス番を務めるピート・エイブラハム記者は「ドンブロウスキはコウジが8回に回ると言っている。ファレルは彼に話して、彼も問題ないと言った」とツイート。今季終盤から強化責任者に就任したデイブ・ドンブロウスキ氏はすでにキンブレルのクローザー起用を明言し、上原本人も了承しているという。

 キンブレルはブレーブス時代に4年連続ナ・リーグのセーブ王(11〜14年)に輝き、通算225セーブ、防御率1.63と圧倒的な実績を誇る。現在のMLBで最高のクローザーの1人である剛腕に最終回を任せることになった。

 上原自身もツイッターで「キンブレルが来たぁ〜(o^^o) 優勝するために必要なこと。どこで投げようが全力投球するだけ!」とつぶやいていた。

 レッドソックスは来季、7回に田澤、8回に上原、9回にキンブレルという「勝利の方程式」を組み、3年ぶりの世界一を目指すことになる。