Google、スマホなど向け最新OS「Android 6.0 Marshmallow」の正式版を提供開始!Nexus 5、6、7(2013)、9、Player向けにファクトリーイメージファイルも配布

Android 6.0 Marshmallowの正式版がリリース!

Googleは5日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)やタブレットなど向けプラットフォーム「Android」の最新バージョン「Android 6.0(開発コード名:Marshmallow)」の正式版をリリースしたと発表しています。

同社ブランドのリファレンスモデルである「Nexus」シリーズのうちの「Nexus 5」および「Nexus 6」、「Nexus 7(2013)」、「Nexus 9」、「Nexus Player」向けにネットワーク経由によるソフトウェア更新(OTA)が順次提供されるほか、すでにファクトリーイメージが配布されています。ビルド番号は全機種「MRA58K」。

さっそく手持ちのNexus 5に導入してみましたので、各種画面やマシュマロのイースターエッグなどをざっくりと画像や動画で紹介したいと思います。


ModelVersionDownloadMD5 ChecksumHA-1 Checksum
Nexus 6
"shamu"
6.0.0(MRA58K)Link6f47aa1759670939e99d5cb0e3bc66a15b07088c1faa31d39146362bc18175656cac3ab7
Nexus Player
"fugi"
6.0.0(MRA58K)Linkd96b17d325a1403168b34fe2a04d50cd61ac65bccb13436a593591cfe4132da7ea6978d5
Nexus 9(LTE)
"volantisg"
6.0.0(MRA58K)Link5b85fa23d3f97cec6188b9db845d659bde7a6ff6c396d78d6f80dd42b0ce33062aa0b888
Nexus 9(Wi-Fi)
"volantis"
6.0.0(MRA58K)Linkaec68359986795636e72e53ad4f7a902cc4309627821710b4cce83c37a14f597a020663d
Nexus 5
"hammerhead"
6.0.0(MRA58K)Link159361223f975326fc261bb48def426b52364034a9e22d7622c397abe59495fcbdc9c79c
Nexus 7[2013]
(Wi-Fi)
"razor"
6.0.0(MRA58K)Link1d539755d74deef6811474fc1d4ec922300dc9037f1efb5a56981e839c04847839b19fcb
Nexus 7[2013]
(Mobile)
"razorg"
6.0.0(MRA58K) Link5c1458553b40f8cc9c2fd701b67cc1337221a6d9950f3f62ac9365b28238c14ac664ce56

Android Mではメジャーバージョンアップを行った現在の最新バージョン「Android 5.x(開発コード名:Lollipop)」からさまざまな細かな改善を行っており、主にアプリの権限(パーミッション)を自己管理できるようになるほか、指紋認証や決済サービス「Android Pay」、新しい標準規格の端子「USB type C」に対応し、さらにバッテリーの持ちがAndroid 5.x Lollipopに比べて倍増するなどしています。

システムイメージファイルはWindowsまたはMacOS Xを搭載したパソコンにAndroidの開発環境を構築し、ADBコマンドが利用できる状態で導入することができます。まずは配布ページ( https://developers.google.com/android/nexus/images )から該当機種のシステムイメージファイルをダウンロードして解凍(展開)しておきます。その後、導入方法はAndroid Mの公式Webページに記載されている通りの手順を行いますが、おおまかには以下の通りとなります。

1. 端末で「開発者向けオプション」を有効にしておく(「設定」→「端末情報」で「ビルド番号」を連打)
2. 「開発者向けオプション」から「USBデバッグ」を有効にする
3. パソコンで端末用のシステムイメージをダウンロードして展開(解凍)しておく
4. 端末とパソコンをUSBケーブルで接続する(RSAキーを認証する)
5. ターミナル(MacOS X)またはコマンドプロンプト(Windows)で「adb reboot bootloader」を実行する(または端末で音量下キーと電源上キー、電源キーの3つを同時に押して起動する)
6. 端末がfastboot modeで起動したらパソコンのターミナルまたはコマンドプロンプトで展開したディレクトリー(フォルダー)に移動して、flash-all(MacOS Xなら「flash-all.sh」、Windowsなら「flash-all.bat」)を実行する

なお、端末のbootloaderがアンロックされていない場合には、5.の後にターミナルまたはコマンドプロンプトで「fastboot oem unlock」を実行し、アンロックする必要があります。

以下、実際にNexus 5にAndroid Mを導入してみた主な画面のキャプチャー。毎度のことながら、技適マークがあってひとまず安心(;´Д`)


初期設定やホームアプリ。Android M Previewからは代わり映えしない



アプリ一覧。「a」などの頭文字は出ないように



ホームの左側にGoogle Nowやロック画面もPreview同様



タスク(アプリ)切り替えや通知画面



通知画面をもう1回下げるとトグルスイッチ画面、歯車ボタンから設定



技適マークやデベロッパーモードの出し方は同じ



Androidの開発コード名にまつわるイースターエッグの紹介




Android 6.0 MarshmallowのイースターエッグはAndroid M Previewから少しマシュマロっぽく。引き続きゲームも



アプリの権限はアプリごとのほか機能ごとにも管理可能



電池の最適化がされていないアプリがチェック可能



他のアプリの上に重ねて表示できるアプリという設定も



メモリー表示も3時間や1日といった期間ごとの平均でも表示可能



セキュリティーやスマートロック



Google関連の設定がかなり増えてる感じ


記事執筆:memn0ck


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