清武弘嗣 (撮影/岸本勉・PICSPORT)

写真拡大

明日、シリア戦とイラン戦のメンバー発表されます。僕はハリルホジッチ監督にぜひ召集してほしい選手たちがいます。

シリアは第2次予選の中で一番強い相手でしょう。イランはFIFAランク上、アジア最強です。こういう相手と戦うときは、ついよくわかっている選手だけを呼びたくなるかもしれません。

ですが、僕は調子のいい選手、試合に出ている選手を招集して使わない手はないと思っています。

たとえば大迫勇也。すっかり信頼を勝ち取って出場数を伸ばしています。25日のインゴルシュタット戦もフル出場しました。

清武弘嗣も9月に入り、監督の信頼を勝ち得ました。26日のヴォルフスブルク戦では素晴らしいボレーを決めました。

乾貴士はやっと調子を取り戻したようです。23日のレバンテ戦ではいいプレーを見せましたし、セルタ・デ・ビーゴ戦も79分間プレーしています。

ハーフナー・マイクは今季すでに6得点。エクセルシオール戦でも2得点の活躍です。

南野拓実も出場時間を積み重ねています。今季は10試合で6得点。2ゴールを挙げた試合が2試合あるというのも心強い結果です。

Jリーグに目を向けても、やっとケガから復帰した川崎の小林悠が大活躍を見せています。川崎復調の要因とも言えるでしょう。

この選手たちはぜひ試してほしいと思います。

さて、その一方で本田圭佑は出場しているものの、今ひとつ精彩を欠いた内容です。どちらかというと守備やバランスを取るプレーに追われている感じがします。

では本田を外すべきか。

僕はそう思いません。本田はミランでレギュラーを取っているという事実を軽視してはいけないと思います。僕は本田が与えられたミッションをきちんとこなしているように思えます。

ただ、本田だともっと活躍してほしいという願いが寄せられ、そのため少しでもゴールに絡めないと厳しい評価になるのでしょう。目立つ選手の宿命ではありますが、フェアに見てあげていいのではないでしょうか。

シリア戦、僕は本田が大活躍してくれることを願います。そして本田に寄せられている厳しい視線をすべて吹き飛ばしてほしい。そうすれば日本代表の近未来も明るくなりますね。