2015年8月末に「9月22日にOffice 2016がリリースされるらしい」というウワサが流れましたが、現地時間の9月10日、MicrosoftがOffice Blogsで本当に9月22日にデスクトップ版のOffice 2016をリリースすると発表しました。新しい機能には一体どんなものがあるのか、これまでに公開されているベータ版のアップデート内容をまとめました。

Admins-get ready for Office 2016, rollout begins September 22! - Office Blogs

https://blogs.office.com/2015/09/10/admins-get-ready-for-office-2016-rollout-begins-september-22/

2015年3月から開発者向けのベータ版が公開されていたOffice 2016 for Windowsですが、ついに9月22日に登場することが決定しました。Office 2016 for WindowsはWindows 7/8/10に対応し、Office 365ユーザーであれば無償でアップデート可能。個人向けOffice 365の場合は9月22日から利用できますが、ボリュームライセンス契約の企業ユーザーは10月1日からサービス センターでダウンロードできるとのことです。

なお、直近のテスター向けアップデートは以下のような感じでした。

Office 2016 on Windows Preview update - Office Blogs

https://blogs.office.com/2015/06/04/office-2016-on-windows-preview-update/

6月4日にブログで更新されたアップデートの内容は以下のような感じ。

Wordにおける同時編集のリアルタイム表示

複数人でワードの文書を編集している時にリアルタイムでチームメイトの内容修正箇所を確認できる機能。

◆ファイル共有の簡易化

シェアボタンを押すだけでファイルをクラウドに保存でき、他人と共有しやすくなります。

◆WordやOutlookで使われているInsights機能がOffice全体で利用可能に

文書を読んでいる最中に出てきた意味が分からない単語を選択して「smart lookup」ボタンを押すと、インターネットで検索して関連する情報を表示してくれます。



◆ヒストリー機能

修正が加えられるごとにファイルのログをSharePointやOneDrive for Businessに保存しておき、古いバージョンのファイルが簡単に見つけられるようになります。

また、7月1日のブログで公開されたアップデート内容は以下の通りです。

Office 2016 Preview-update 2 - Office Blogs

https://blogs.office.com/2015/07/01/office-2016-preview-update-2/

◆Excelの新しい図表

ユーザーからのフィードバックを踏まえ、Waterfall(滝)、Histogram(ヒストグラム)、Whisker(ヒゲ)といった新しい形の図表が加えられました。以下の画像に表示されているのはWaterfallの図表。



これはTreemap(ツリーマップ)の図表。



◆Tell Me機能

WordやExcelなどの画面上部にあるTell Meボックスという場所に自分がやりたいことを入力すると、それを実現するための方法が表示されるという機能。これまでにない全くの新しい機能となっています。

◆手書き入力

数式などを手書きで入力すると、それを自動的にタイピングのフォーマットに直してくれるというもの。



このほか、見た目を変えるテーマ機能があることもリークされています