好調なトロント・ブルージェイズを1.5ゲーム差で追い、現在アメリカン・リーグ東地区2位のニューヨーク・ヤンキースだが、ネット上ではファンが1発勝負のワイルドカードゲームに「どのピッチャーを先発させるべきか?」と議論になっている。

シーズン終盤になり、地区2位でワイルドカードからの出場の可能性が出てきたヤンキース。MLBでは2012年からワイルドカードゲームが導入されており、ヤンキースがワイルドカードに入った場合、ア・リーグ西地区か中地区の2位球団と、ディビジョンシリーズをかけた1戦を戦うことになる。

1発勝負の試合での先発ピッチャーは極めて重要な役割となるが、MLBファンの間で田中将大を推す声が多い。

過去の日本での経験なども含め、「ここはエースで田中が行くべき」「田中を推す理由は、よいピッチャーということ以上に日本で重圧のかかる試合を何度も投げて結果を出してきたから」などといった声があがっている。一方で「田中は次のロイヤルズとのディヴィジョン・シリーズまで温存だ」という強気のコメントも見られた。

また「相手がレンジャーズなら強力打線相手に田中だ」「いいピッチャーを4イニング毎につぎ込めばいい」など様々な起用法が議論されているが、ほとんどが田中か、今シーズン後半に入って好調なネイサン・イオバルディだとする意見で2分している。

どちらにせよ、1発勝負の一戦の先発投手候補に名前が上がることは、田中がファンから信頼されていることの証拠だといっても過言ではない。