県立四日市西高等学校(三重)
三重県四日市市桜町に位置する四日市西高校。春になれば桜が咲き誇るなど四季折々の植物、木々に触れることが出来る学校です。普通科に普通コース、数理情報コース、比較文化・歴史コースの3つを設置し、時代の流れに合ったカリキュラムを生徒に提供しています。部活動では、バスケットボール部が全国大会に出場経験があるほか、多くの部が東海大会出場を果たしています。また、男女ともサッカー部があり、OBには現在V・ファーレン長崎で活躍している佐藤 洸一選手がいます。
野球部は、2013年秋の県大会ではベスト8に進出。今年の春の県大会にも出場し、ベスト16入りを果たしました。最後の夏を人一倍強い想いで迎えようとする主将の川北 光輝君が、野球への熱い想いをたっぷり語ってくれました!「最高の夏」を目指して、四日市西の熱い夏がスタートです!
チーム基本情報を紹介!■ 四日市西高校の川北 光輝君(学年:3年/役職:主将)にお話を伺いました!
Q. 部員は何人いますか?
1年生が16人、2年生が14人、3年生が15人の合計45人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
15時40分から20時です。
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
校庭を使っていますが、他部との兼ね合いで、レフトからセンターあたりが、すこし狭くなっています。
[page_break:今年のチームについて]今年のチームについて左から高柳 遼太郎選手、川北 光輝選手、新井 悠選手(県立四日市西高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
「打撃」「走塁」「声」の3つです!
Q. 攻撃的なチームということですね!では、夏に向けて、現在はどのようなことを課題として練習に取り組んでいますか?また、新チーム発足以来成長した点はどのようなところでしょうか?
打撃と走塁の強化、投手力の底上げが課題となっています。また、勝てるパターンや試合運びが定着し、勝率が上がったことが成長した点です!
Q. 勝ちパターンが確立していると、試合の運び方がつかめますね!では、春季大会を振り返って、収穫や課題はありましたか?
強豪と呼ばれるチームに対し、良い試合はできたが、勝ち切れなかったことが課題です。チーム全体としてのレベルアップが必要だと感じました。しかし、県大会出場ということ自体は大きな収穫でした!
Q. 強豪校に勝つためのレベルアップが今後の課題ですね。しかし、三重県と言えば強豪校が混在しています。勝ち抜くためにどのようなことに気を付けて練習をしていますか?
一番は忍耐力です。どのような試合展開でも、チームの100%の力を出し切る。自分たちが納得のいくプレーが出来れば、自然と勝利もついてくると思います。
Q. 我慢をし、耐え抜くことで自分達の納得のいくプレーができる試合展開を作る。非常に大切なことですね!この2年半、活動していく上で色々な出来事があったかと思いますが、野球部で一番印象に残っている出来事があれば教えてください。
雨の中で、ボール回しがなかなか決まらず、約3時間ほどかけて成功させたことです。
Q. 3時間ですか!そこで妥協しなかったことが今の自信に繋がるのではないでしょうか?!では、野球部で結束があるなと感じたとエピソードがあれば教えてください。
テスト期間になると、野球部で勉強会を行い、より良い点数が取れるようにお互い教え合い、励まし合えたことです。
Q. 文武両道ですね!良い仲間ですね!夏を迎えるにあたって、どんな気持ちで練習をしていますか?
あと少しで高校野球が終わり、ここで野球人生に区切りをつける人もいると思います。自分はまだ、そのように感じることができませんし、もっと野球がやりたいです。悔いが残らないように、最後に自分をほめることができるように、今まで支えてくれたチームメイトや家族、全ての人にプレーで恩返しができるように練習します!
Q. 胸が熱くなる言葉ですね!では、このチームのキーマンを教えてください。
高柳 遼太郎、新井 悠、松岡 慶の3名です。高柳は、県内でもなかなかいない走力の持ち主。チーム首位打者で、打撃でも守備でもチームを引っ張るムードメーカーです!新井はゲームキャプテンとして全員を良い方向に導き、試合では4番として、チームに勝利を持ってきてくれる頼りになる選手です!松岡は自分の野球に対し、最も熱く取り組み、考え抜いた配球で投手陣を引っ張る知的で男気溢れる選手です。
それぞれに個性があり、魅力的な選手達ばかりですね!ありがとうございました!
[page_break:指導者が語る!このチームの強み]ここからは、主将の川北 光輝君に加えて、宮本 龍太郎君、杉本 快斗君にお話を伺います!
杉本 快斗選手(県立四日市西高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
川北 光輝(以下「川北」):選手と同時に観てくれている人も熱くさせ、笑顔にできるところです!宮本 龍太郎(以下「宮本」):沢山の人に応援してもらえることです。それと、その期待に応えようとして、全員が努力するところです!杉本 快斗(以下「杉本」):最後まで諦めなければ可能性があること、人間として成長できることです!
Q. 一番好きな練習は何ですか?
川北:投内連携です。宮本:冬の厳しい練習を乗り越えた後にする紅白戦です。冬の努力の成果がたくさん見られるので、達成感を味わえるからです。杉本:長距離走、ロングティー、みんなが辛いと思う練習です!
Q. 冬が明けての紅白戦は、変わった自分が実感できて楽しそうですね!杉本君は辛い練習が好きなようですが、みなさんキツいと感じる練習はありますか?
川北:体幹や鉄棒など、筋力を持続させるトレーニングです。宮本:冬場のサーキットトレーニングです。自ら負荷をかけなければいけない練習なので余計キツイです。ですが、精神的にも、肉体的にも成長できる良い練習です。杉本:守備練習です。
Q. 自分を追い込めば追い込むほど、夏の結果に現れるでしょう!引退までにこの高校と対戦してみたいという高校はどこですか?
川北:三重高校です。純粋に、県ナンバーワンチームと対戦したいからです。宮本:宇治山田商業高校です。春の県大会の2回戦でノーヒットノーランされており、夏の大会ではリベンジして、次こそは点をとって勝利したいと思っています。杉本:強いところはどこでも対戦したいです。
Q. 宇治山田商業へのリベンジは燃えますね! 一番好きな応援歌は何ですか?
川北:「海のトリトン」です。宮本:「サンバ・デ・ジャネイロ」です。杉本:「夏祭り」「ダッシュKEIO」「Sanny Day Sunday」「エル・クンバンチェロ」「バンビーナ」です。
Q. 杉本君、欲張りですね(笑)。それでは最後に、野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
川北:「試合のための練習」です。試合でいいパフォーマンスができるように、課題を修正したり、長所を伸ばしたりして、他人にアピールするのではなく、自分が納得のいく練習ができるように取り組むことを意味しています!宮本:「共立」。意味は、野球、勉強、私生活すべてを真面目にし、そのすべてで結果を残すことです!杉本:試行錯誤という意味で「Try & error」、「応援される人は、人を応援する人」です。
それぞれの熱い思いが伝わってきました!ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み■川村 翔太監督に質問!
Q. 新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?
新チームからは、生活面、学業面での指導をはじめとして、その上に技術を身に付けていく指導を目指してきました。春以降は自立した選手が増え、一つ一つのプレーに意図を持てるチームになって来ました。夏の大会では、チームの強みである、走塁、投手力、チームワークを出して、部員たちにとって「最高の夏」にしていきたいと思います。
選手達それぞれが想いを持って取り組んでいる様子が伝わりました。熱い夏になるように頑張ってください!ありがとうございました!