Samsungがスマートフォン出荷台数1位に再君臨、ローエンド端末が貢献
By Kārlis Dambrāns
2014年にSamsungはスマートフォン販売台数トップの座をAppleに奪われていましたが、2015年第1四半期にSamsungがAppleを押しのけて出荷台数トップの座を奪還していたことが分かりました。
Samsung Electronics Announces First Quarter Results - Samsung Electronics Official Blog: Samsung Tomorrow | Samsung Electronics Official Blog
Samsung Reclaims Title as World's Largest Smartphone Vendor in Q1 2015
https://blogs.strategyanalytics.com/WSS/post/2015/04/29/Strategy-Analytics-Samsung-Recaptures-Title-as-Worlds-Largest-Smartphone-Vendor-in-Q1-2015.aspx
Strategy Analyticsの分析によると、2015年第1四半期(2015年1月〜3月)に世界全体で出荷されたスマートフォンの台数は3億4500万台。これは前年の2億8500万台に比べて21%増で、市場は今も世界規模で成長を続けていますが、前年同期は33.2%増だったので、伸び率は鈍っています。2014年第4四半期はAppleとSamsungがいずれも約7450万台を出荷し、わずかにAppleがトップでしたが、今期はAppleが6120万台と減ったのに対して、Samsungは8320万台と数を増やし、トップを奪還しました。それぞれ、シェアで見ると昨期は19.6%でしたが、Appleは17.7%に減少、Samsungは24.1%に伸びています。この二強に続くのはLenovo傘下のMotorola Mobilityで1880万台(シェア5.4%)、さらにHuaweiで1730万台(シェア5.0%)となっています。
Samsungはライバルに大きく差をつけているように見えますが、出荷されたスマートフォンには「Galaxy A」「Galaxy E」「Galaxy J」といった低価格スマートフォンが多く含まれるため、利益はむしろ低下しています。対するAppleは単価の高いiPhone 6/6 Plusの販売台数を伸ばしているため、出荷台数が減っているにも関わらず過去最高業績を達成。特に中国市場での売上が好調とのこと。
しかしSamsungも、2015年第2四半期の売り上げにはGalaxy S6とGalaxy S6 Edgeが大きく貢献することになるだろう、と前向きな予想をしています。