1日、広島市内で行われた総裁選出馬声明に続く記者会見で政権構想を発表する安倍晋三官房長官。(撮影:吉川忠行)

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1日、自民党総裁選(8日告示、20日投開票)への立候補を正式表明した安倍晋三官房長官が示した政権の「基本的方向性」と「具体的政策」の骨子は次のとおり。

 ◇基本的方向性
 ・文化・伝統・自然・歴史を大切にする国
  新たな時代を切り開く日本に相応しい憲法の制定
 ・自由と規律の国
  教育の抜本的改革
 ・イノベーションで新たな成長と繁栄の道を歩む国
  イノベーションによる経済成長
 ・世界に信頼され、尊敬され、愛される、リーダーシップのあるオープンな国
  世界の中で活躍・貢献する日本人を育てる

 ◇具体的政策
 ・政治のリーダーシップを確立
  首相官邸主導体制の確立、21世紀に相応しい行政機構の抜本的改革と
  再編
 ・自由と規律でオープンな経済社会
  小さく効率的な政府の推進、誰もがチャレンジ、再チャレンジできる社会の
  実現
 ・健全で安心できる社会の実現
  「日本型社会保障モデル」で安心安全のセーフティーネット、「百年の計」
  の教育再生をスタート
 ・主張する外交で「強い日本、頼れる日本」
  「世界とアジアのための日米同盟」を強化、拉致問題・核・ミサイル問題等、
  北朝鮮問題の解決を目指す
 ・党改革:新たな時代の責任政党のビジョン
  候補者選定における公募・予備選挙の活用、全国の党組織の再編・強化
 ・「戦後レジーム」から新たな船出を
  21世紀の日本の国家像に相応しい新たな憲法の制定に向けて取り組む、
  国連常任理事国入りを目指す
【了】

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