16日、日本外国特派員協会で講演するサッカー前日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏(撮影:吉川忠行)

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サッカー前日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が16日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で講演し、「すべての選手がヨーロッパリーグで活躍するクロアチアは日本より有利だと評価されているが、試合をするまで分からないのがサッカーだ」と話し、勝敗予想についての明言は避けた。

 文化や宗教の違う国で、監督としていかにチームを率いるかとの質問には「(文化の違いだけでなく)人はそれぞれ、すること、考えることが違う。フィールドに立つ11人の選手が、1点でも多くの点を取ることが監督としての仕事で、それは私がどこにいても変わらない」と答えた。

 3月に家族でイスラム教に改宗したことについて、トルシエ氏は「個人的な意思による決定だ。長く住んでいるイスラム文化圏は第2の故郷と言えるし、そこで生まれ育った3人の娘のことを考えた」と語った。【了】

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