世界最大の小売業、ウォルマート・ストアーズが年内にも西友<8268>を子会社化するとの一部報道に関して、西友はライブドア・ニュースの取材に対し、「ウォルマートに付与した新株予約権がすべて行使されれば、ウォルマートの西友株保有割合は議決権ベースで約56%になる」と述べた。

 この新株予約権は、02年3月に両社が包括業務提携を締結した際、ウォルマートに付与した3回の新株予約権のうち、2回目のもの。すでに1回目は行使されており、現在、ウォルマートは西友株の42.4%(議決権ベース)を保有している。今後、2回目の新株予約権がすべて行使され、その他の増資などが行われなければ出資比率は50%(同)を超え、西友はウォルマートの子会社になる。

 西友によると、ウォルマートと子会社化に関する協議は行っていないとし、担当者は「子会社になるのが嫌ならば、新株予約権は付与しない」と語った。また、西友は約400店舗のうち、老朽化が激しい約200店舗の改装を検討していることも明らかにした。【了】

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