三井住友海上火災保険<8752>は3日、「元気な老後・万一の介護・損保会社への要望」調査の結果を発表した。

 調査によると、夫婦ふたりの余裕ある老後生活に必要と思う金額は平均で月額36万884円で、前年より3984円減った。一方、老後生活に最低でも必要と思う金額は月額25万3282円(前年比1113円増)で、その差は10万7602円(同5097円減)だった。最も多かった回答は、余裕ある生活では40万円、最低でも必要な金額では25万円だった

 介護時に必要と思う金額は月額23万3612円(同5214円増)だったが、実際に支出可能な金額は月額19万9123円(同6964円増)。その差は前年の3万6239円から3万4489円に縮小した。介護経験の有無別では、「経験なし」の人は23万4756円、「経験あり」では22万9444円だった。

 損保の介護保険商品については「活用したい」「検討したい」が合計で55.5%を占めた。損害保険会社に期待するサービスは、「介護相談」(17.3%)、「年金・資産運用相談」(15.8%)、「介護関連サービス」(15.3%)の順となった。

 調査は3月10−12日までの3日間、東京都豊島区の池袋サンシャインシティ文化会館で開かれた「シルバーサービス展」(来場者4万798人)に訪れた男女を対象にアンケート調査を実施し、461人(男性204人、女性251人、性別記入漏れ6人)から回答を得た。【了】

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