東海地方を中心に焼肉レストランを展開する焼肉屋さかい<7622>が3日に発表した05年4月期連結決算は、経常損益が3億6100万円の赤字に転落した。前の期は7800万円の黒字。主力のレストラン事業・焼肉部門の売り上げが減少し、材料費の高騰も重なって減収となった。

 売上高は前の期比7.5%減の169億7000万円だった。米国産牛肉の輸入停止に伴い、豪州産の牛肉を使用した新メニュー開発などを試みたが、売り上げ目標に達しなかった。

 最終損益は4億4100万の赤字。2期連続の赤字で、前の期と比べて赤字幅が2億5100万円拡大した。不採算店の閉鎖に伴う設備の除却損など5億7900万円を特別損失に計上した。

 06年4月期の売上高は前期比5.5%減の160億2000万円、経常利益は2億円を見込む。不採算店の整理と減損会計の適用で、16億円を特別損失に計上を予定しているため、最終損益は11億3000万円の赤字を予想する。【了】

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