度重なるリコール隠しが、もはや“社風”ともなっている三菱自動車の益子修社長に、引責辞任の観測が飛び交っている。国土交通省は昨年暮れ、不具合を承知しながら意図的にリコールを遅らせたとして、異例の立ち入り検査に着手。“初犯”ならともかく、「社長の首を差し出し、恭順の意を表すしかない」(関係者)というのである。同社は過去のリコール隠しの際、深刻な経営危機に陥った。その回避策として実施されたのが、三菱重