「会長も含め、フロント内部で監督に関する緊急事態があるとは見ていない」

インテルのマルコ・ファッソーネGMが『Rai』の番組で、1日のパルマ戦に敗れたチームとワルテル・マッツァーリ監督について言及した。

「勝ち点15は少ないが、リーグ戦のレベルは下がっており、我々はまだ3位から勝ち点4差だ。これからの3試合のうち、2試合でミランやローマと対戦だね。順位表を変えることができるかもしれない。近年のインテルは9位、5位、6位などと苦しんでいる。常に良いシーズンになることが期待されているね。今季がそうなるかもしれない。我々には十分な成長の余地があるんだ。緊急事態だとは思わない」

危機の噂を否定するファッソーネGMだが、インテルがまだ大きく成長しなければいけないということは認めている。

「パルマ戦では後半の最初の25分で同点に近づいた。だが、言い訳はしないよ。今シーズンの15試合を見れば、浮き沈みがある。ヨーロッパリーグ(EL)ではうまくやって、次のサンテティエンヌ戦がグループステージ突破のための決定的な試合になることを願っている。リーグ戦では、ナポリ戦で終盤に挽回し、満足できるプレーで2連勝した。特にサンプドリア戦はね。だが、1試合平均勝ち点が1.5というのは、期待を下回るものだ」

クラブのことについて、ファッソーネ氏はこのように述べている。

「(マッシモ・)モラッティの退団が影響を及ぼしたということはあり得る。まだ移行の段階が完全に終わってはいないんだ。19年ぶりに彼が去ることになったのだから、道のりは簡単ではない」

最後に、モラッティ氏が再びインテルを手に入れることはないかと聞かれると、ファッソーネGMはこのように答えている。

「それは彼に聞く必要があるだろう。私は、株式の割合は少しこのままだと思うがね」