Yahoo!圧勝の裏に意外な事実!? ユーザーが求める「理想のTOPページの条件」とは

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年々スマホの普及が進んでいますが、やっぱりパソコンも便利なもの。携帯用にスマホを使い、自宅や仕事場ではパソコンを使うというように、シーンによって使い分けている人も多いのではないでしょうか。

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では最近の日本人は、パソコンをどのように使っているのでしょうか? 株式会社ネオマーケティングで、自分用のパソコンを持っている全国の20代〜50代600名(男性300名/女性300名)を対象に「パソコンの利用に関するアンケート」を実施しました。

■毎日パソコンを使う人が未だに約9割

まずは対象となる600名に「あなたが、パソコンを使う頻度をお答えください」(単一回答)と尋ねたところ、「毎日」と回答した人は、50代93.4%、40代90.0%、30代86.7%、20代81.3%となりました。

年齢が低いほど、使用頻度も下がっているようです。確かに若者のあいだでは、スマホだけで事足りるという考え方もあるみたいですね。

とは言え全体的には「毎日」87.8%、「週1日以上」96.6%と、パソコンの使用率も未だに高く、まだまだパソコンを日常的に使っている人が大半のようです。

■年齢が若くなるほどIE使用率は減少し、Chromeが増加

続いてはインターネットブラウザに関する質問。「あなたが主に使っているブラウザを教えてください」(単一回答)と尋ねたところ、1位が「Internet Explorer」の54.7%、続いて2位が「Google Chrome」、3位が「Firefox」という結果になりました。一時脆弱性が話題になったIEですが、根強く浸透しているんですね〜。

年代別では、年齢が若くなるほどIEの使用率は減少し、Chrome使用者の割合が増加する傾向が。若い世代ほどスマートフォンの保有率も高くなるため(※)、「スマホとの親和性」が重要視されているようです。

※ 博報堂DYグループ・スマートデバイス・ビジネスセンターによる「全国スマートフォンユーザー1000人定期調査」(2014年4月11日発表)

■最もよく使う検索サイト1位は「Yahoo!」、2位「Google」の約2倍

続いて「あなたがよく使う検索サイトを教えて下さい」(単一回答)と尋ねたところ、1位は「Yahoo!」(62.8%)で、2位の「Google」(31.9%)とは約2倍の差。特に女性は7割以上が「Yahoo!」と回答しました。

しかしその理由を伺うと「なんとなく」(24才女性 他多数)や「こだわりは無く習慣」(53才男性)など、具体的な理由のない方が約半数。

さらには「正確早いシンプル」(34才男性)や「検索がしやすいから」(57才女性)のように、使用する決め手を「機能面」から選んでいる方はわずか1割という結果になりました。みんな検索できればそれでよく、そこまで深く考えて検索サイトを選んでないのかも。

ちなみに「機能面」から選んでいる人の86.4%が「Google」を最もよく使うと回答し、「Yahoo!」を選んだ人は「ニュースなどをチェック」(25才女性)や「オークションやショッピングなど利用する頻度が高いから」(31才男性)など、検索以外のコンテンツを使用理由として挙げる人が多いとのこと。それぞれの検索サイトの魅力を理解している人は、使用理由も明確ですね。

ブラウザ立ち上げ後のTOPページも6割以上が「Yahoo!」

続いては「ブラウザを立ち上げた際に、TOPページに設定している検索サイト名をお答えください」(単一回答)という設問。こちらも1位「Yahoo!」(60.8%)、2位「Google」(22.2%)と、前の質問と同じ並びとなりました。

さらに「ブラウザ立ち上げ後のTOPページを変更しているか否か」を尋ねたところ、「PCを買った時から変更していない」人が33.5%も!

20代男性では85.3%が「自分の好きなページに変更している」一方、30代および50代の女性においては約半数(30代女性48.0%、50代女性46.7%)が「PCを買った時から変更していない」という結果に。女性のほうがTOPページにこだわりがないのかも。

■女性の5割が「TOPページの変更の仕方を知らない」

TOPページを変更していないと回答した人に対し、その理由を尋ねたところ、「変更の仕方を知らない」が全体で37.8%、女性においては半数の50.8%という結果になりました。

それ以上に多かったのは「特になし」で58.2%。このあたりが、「最もよく使う検索サイト」の選定理由として「なんとなく」や「慣れ」が多いことにつながっていそうです。

しかし、ブラウザ立ち上げ後のTOPページが不便だと感じるかどうかを尋ねると、「不便だと感じない」は30.3%に留まりました。なんとなくで使っていながらも、どこか不便を感じている人が7割くらいいるという計算。TOPページの変更なんて、慣れれば一瞬で終わるんですけどねえ。

■理想のTOPページは「よく使うWEBサイトが集約されている」こと

ではパソコンユーザーにとって「理想のTOPページ」とはどんなものなのでしょうか。

「あなたが使いたいと思うTOPページについてお答えください」(複数回答)と尋ねたところ、「よく使うWEBサイトが集約されている」が55.3%で1位、その後に「見やすい」(46.3%)、「操作が簡単」(23.7%)、「好きなサイトに変えやすい」(18.7%)と続きました。ここでは具体的な要望が出てきましたね。

これらを総合すると、今後、「カスタマイズ」や「サイト/ページ移行の簡単さ」がTOPページに求められてくるのかもしれません。

最近では好みのサイトを並べたTOPページを簡単に作成することもできますし、それらのサイトに1クリックでアクセス可能なナビゲーションサービスも登場しています。最近ではナビゲーションサイト「Hao123」が急成長しているとのこと。サイトをアイコンで表示でき、直感的に使えることが人気の理由だそうで、自分好みにカスタマイズできるのもよさそうですね。

パソコンに疎い人にとっては、少しハードルが高いと感じられてしまう、ブラウザやTOPページ画面の設定。でもひと手間かけるだけで、普段のパソコン使用がグッと便利に、グッと楽しくなります。これをきっかけに、自分好みの選択やカスタマイズに挑戦してみては?

【調査概要】
調査主体 :株式会社ネオマーケティング
調査内容 :パソコンの利用に関するアンケート
調査地域 :全国
調査対象者:自分用のパソコンを持っている20代〜50代の男女
調査方法 :インターネット調査
調査期間 :2014年8月1日(金)〜2014年8月5日(火)
有効回答数:600サンプル