葛西紀明 (撮影:フォート・キシモト)

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41歳で7度目の五輪に挑戦し、見事銅&銀メダルを獲得した葛西紀明。ソチ五輪直後には29歳の女性と入籍を果たし、メダル獲得の報奨金は新居の資金にするという。そんな充実感溢れるスキージャンプ界のレジェンドが、16日放送「NEWS23」に生出演。ソチ五輪を振り返りつつ、その今後についても明確に目標を示した。

新婚生活を訊かれ、「帰ってきてからバタバタしていますけど順調です」と笑顔を見せた葛西は、「メダルを獲ったら(プロポーズしよう)と思ってましたけど、まさかあそこで獲れると思ってなかったのでしばらく忘れてた」とも――。

これまでの五輪については「もう7回も出させて貰いましたからね。すごい経験もありましたし、ルール変更もありました。そういう対応能力も自分にはあると思う。沢山試合やってきて沢山負けて沢山悔しい思いをして、でも勝ちたいという強い気持ちがモチベーションに繋がった」と振り返り、長野五輪の団体戦メンバーから外れた屈辱は「長野オリンピック、自分のジャンプ人生の中では、日本でやることは一度しかないと思っていたので懸ける想いも強かったんですけど本当に悔しかったですし、4人が力を合わせて金メダルを獲ったのに、僕は負けろっていうか、獲るなっていう気持ちではいました」と複雑だった当時の心境を明かす。

それでも、「悔しい気持ちも持ってましたけど、ライバルがいたことに感謝しています」と語った葛西は、今後の現役生活、そして2018年の平昌五輪について訊かれると、「きりのいいところで50歳で行きましょう」とズバリ。「(平昌では)45歳ですね。今回のオリンピックで銀と銅を獲ったので金メダルを獲りたい」と意気込んだ。