サッカー台湾女子代表の柳楽雅幸監督(右)と主将の林曼[女亭]DF=台北で2月6日

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(台北 7日 中央社)日本人サッカーコーチの柳楽雅幸が昨年末、台湾の女子代表チームの監督に就任し、今年9月から韓国の仁川(インチョン)で開催されるアジア大会で初めて采配を振るうことになるが、教育部(文科省に相当)体育署は6日、新しい指揮官の力を借りてチームをメダルも狙える位置につけたい考えを明らかにした。

この日は仁川大会に出場する台湾代表の選考合宿メンバー28人が発表され、会見に出席した柳楽は目標として「相手より1センチ高く跳び、1秒早く動き、1歩速く走る」ことを掲げた。

また、女子サッカーの世界ランキングで台湾が39位と、3位の日本に大きく水をあけられているが、柳楽は「選手の身体能力は日本に引けを取らないくらいの高レベルだ」と評価し、「誰でも認めるようなチームを作りたい」と意気込みを語った。

台湾の女子サッカーはかつてアジアでも一、二を争う存在だった。しかし、近年は国際大会でのプレーが精彩を欠き、アジア大会では2002年の釜山(プサン)大会でベスト4入りを逃し、2006年のドーハ大会ではグループ予選で敗退した。

(李宇政/編集:羅友辰)