市場調査会社ストラテジー・アナリティクスは24日、第3四半期の日本市場のメーカー別スマートフォン市場シェアを集計した結果、サムスン電子が販売台数100万台で、シェアが9.9%に下落したと発表した。複数の韓国メディアが報じた。

 韓国メディアは、NTTドコモと手を組んだ米アップルやソニー、シャープなどの現地企業の影響により、サムスン電子が日本のスマートフォン市場で苦戦していると伝えた。

 サムスン電子の日本市場のスマートフォン販売台数は、昨年第4四半期に190万台を記録したが、今年に入って第1四半期が140万台、第2四半期の130万台、第3四半期の100万台と下り坂が続いている。

 市場シェアも昨年第4四半期17 %から14.1%、13%へと下落したのに続き、第3四半期には10%のラインを守ることができなかった。

 業界順位も第3四半期に4位に落ちた。業界では、このままでは四半期に100万台を守ることができるかも疑問との意見も出ている。

 iPhoneの新製品が9月20日に発売され、第3四半期わずか10日ほど販売されたという点を考慮すると、アップルの成長は驚くべきものとの見方を示した。アップルの成長は、iPhone自体の製品力だけでなく、NTTドコモの力が重なって表れた結果だと分析した。(編集担当:李信恵・山口幸治)