FIFAランク56位に衝撃? 韓国ネット上には「当然の結果」と冷めた声

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国際サッカー連盟が8日に発表した最新の国際ランキングで、韓国が56位へと大幅にランクダウンした。各メディアは「衝撃の56位」などと報じているが、韓国サッカー界に国民は「当然の結果」と冷ややかな視線を送っている。

FIFAの発表によると、韓国は先月から13ランク下げた56位だった。アジアでは日本(37位)が首位、2位はオーストラリア(46位)、3位はイラン(52)、韓国は4位となった。

このような結果を受けて、韓国のメディアは「自尊心を回復させるため、14日に行われるペルーとの親善試合には必ず勝たなければならない」「韓国サッカーの地位は危うい状況にあり、これ以上の順位下落は看過できない」などと危機感をあらわにしている。

だが、ネット上の反応はいたって冷静だ。「70〜80位くらいが妥当」「結果を出せばいいこと」「とても客観的なランキングだと思う」「なぜ衝撃なの?当然の結果でしょう」「もう日本をライバルだと呼ばないくらい下がったね」と自国代表の実力は56位どころではないとの厳しい見方が大半だ。

中には、「韓国サッカー協会は八百長犯を復帰させようとしている」「自国リーグなのにテレビ中継しないから、アラブ語や中国語が流れる海外の放送を通じて盗み見している。それなのに、W杯16強? あり得ない。W杯本大会に進出できただけでも奇跡だ」と韓国サッカー界が抱える問題点を指摘する声もあった。

韓国では2011年にKリーグの八百長事件が発覚し、国際サッカー連盟(FIFA)は今年1月、関与した選手41人を永久追放した。この決定は、Kリーグと韓国サッカー協会による処分を全世界に適用したものだ。

だが、八百長への関与を認めた21人には、復帰への道が残されているという。韓国メディアが7月に報じたところによると、プロサッカー連盟は永久追放処分、保護観察処分、奉仕活動実施命令を受けていた選手のうち、ボランティア活動を50%以上行っている場合は保護観察処分の期間を半分以上減らすとの内容を決定している。最終的には韓国協会の判断に委ねられるが、協会が八百長に関与した選手を復帰させる可能性は少なくない。しかし多くの国民は、永久追放された選手を再びフィールドに立たせてはならないと考えている。

韓国サッカー界では八百長事件のほかに、奇誠庸選手による猿まねパフォーマンス騒動や代表監督嘲笑騒動、朴鍾佑選手の竹島プラカード騒動、イラン戦で起きた韓国人スタッフによるイラン選手暴行騒動などが起きている。最近では、東アジア杯日韓戦で韓国の応援団が、日本を非難する巨大横断幕を掲げる出来事が起きており、フィールド外も何かと騒がしい。

試合での活躍よりも不祥事でメディアを賑わす韓国サッカー界に、韓国国民は呆れている。

・参照:Inter Football

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