10日のカリアリ対ミランの一戦を前に、カリアリ県庁はイス・アレナスの使用が不適切だとしていた。だが、カリアリは8日、これに対するTAR(州行政裁判所)への提訴が受け入れられたことを発表している。これでクアルトゥのコンティーニ市長はイス・アレナス使用の許可を出すことができ、カリアリは本拠地にミランを迎えることができるようになった。

カリアリのマッシモ・チェッリーノ会長は「ようやくイタリアへの希望を取り戻した。この裁決は正義だ」とコメント。「我々のスタジアムに関して今年起きたことは、信じられないものだった。これで終わりになることを願おう」と続けている。

また、イス・アレナスでの開催を求めてカリアリの選手たちが取った行動についても触れておくべきだろう。キャプテンや助監督を含めたカリアリの「派遣団」が、カリアリ県庁の前に集まって解決を求めたのだ。

レーガ・カルチョのマウリツィオ・ベレッタ会長は7日、安全基準の問題からイス・アレナスで開催できないというカリアリ県庁の発表を受け、試合をトリノで開催することを決定していた。国のスポーツイベント監視委員会はイス・アレナスでの開催を是としていたが、レーガは中立地での開催を決定。カリアリがTARへ提訴していた。