ミランFWマリオ・バロテッリは、ピッチで活躍できなくても、ピッチの外で目立つ選手だ。イタリア代表での国際親善試合を終え、イタリアに戻ってきたバロテッリは、ミラノのリナーテ空港で移籍後初となる「バロテッラータ(バロテッリの悪行ぶりを揶揄した造語)」を起こしたのだ。特に深刻なことではない。だが、バロテッリが絡めば常に注目度は高まる。

バロテッリはリナーテ空港の駐車禁止エリアに車を停め、取り締まりをしていた当局と、わずかな時間ながらも揉め事を起こした。最初は車を移動させたかに見せておきながら、再び駐車禁止エリアに車を停めたのだ。そこで再び取り締まりが来ると、バロテッリの反応は悪く、口論したという。パトロール中の警官が割って入ったほどだそうだ。さらに、身分証の提示も拒否したという。

そこで、当局は保険についてもチェックし始め、バロテッリは違反を食らったそうだ。ただし、駐車禁止については、バロテッリが車から離れていなかったそうで、停車扱いとなり、罰金は科されなかったという。イタリアで使用可能なイギリスの免許証を持っていたバロテッリは、待っていた友人たちを載せて立ち去ったそうだ。

同日、ミランはクラブの公式サイトで、「ケンカはまったくなかった」とし、「その後バロテッリは予定どおりに練習のためにミラネッロへ向かった」と強調した。なお、バロテッリは現在の恋人であるファニー・ネグエシャさんと一緒にミラネッロに到着している。

バロテッリは6日のオランダ代表戦で精彩を欠き、交代の際には観客からブーイングを浴びせられた。バロテッリは試合中、プレーが止まった際にボールを広告看板に蹴りつけており、観客はこれが気に入らなかったようだ。