3日のセリエA第23節でウディネーゼと対戦するミラン。前日会見に臨んだマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、冷静な様子だった。ウディネーゼ戦は、FWマリオ・バロテッリのデビュー戦となるだろう。会見がバロテッリやメルカートに関することから始まったのは当然だ。

「夏に私とクラブは大きな批判を受けた。私は結果について、クラブはメルカートについてね。それから我々は成長した。(アドリアーノ・)ガッリアーニは素晴らしいマネジャーであることを改めて示したね。彼は4カ月で若く、クオリティーのあるチームをつくったんだ。前線の3人は合計で60歳にも満たない。このチームには大きな未来を持つ選手たちがいるんだ」

バロテッリの先発起用という、この日注目の質問についても、アッレグリ監督は避けずに答えた。

「マリオは素晴らしい選手だ。だが、決めるのは今日だよ。彼には我々を大きく前進させるためのクオリティーがある。センターフォワードとしてプレーできるし、何よりも良いコンディションにある」

「ただ、(ジャンパオロ・)パッツィーニのことを議論にかけたりはしない。彼は10ゴールを決めており、とてもよくやっている。偉大なチームは、各ポジションに2人の優れた選手が必要なんだ。必要に応じ、異なるシステムでマリオとジャンパオロが一緒にプレーすることもできる」

「バロテッリはとても冷静みたいだよ。彼にとってのビッグチャンスだということを分かっている。ミランで完全に大成する可能性があるんだ。ここでの彼には主役の役割がある。ほかのチームでは、ミランであり得るほどの出場機会がなかった。彼がどれほどの勝ち点をもたらせるかは分からないけどね」

アッレグリ監督はウディネーゼ戦について言及し、メルカートへの注意を取り除いている。

「危険なチームだ。よく指揮されており、調子も良い。特に前線の2人には注意だ。(アントニオ・)ディ・ナターレと(ルイス・)ムリエルだね。それと、(アンドレア・)ラッザリだ。中盤から前線の2人に向けてプレーできる選手だよ」

「(フィリップ・)メクセスは起用できない。ひざを痛めているからだ。(ダニエレ・)ボネーラと(クリスティアン・)ザッカルドの調子は良い。どちらかが(クリスティアン・)サパタとともにプレーするだろう。今からシーズン終了までの目標は、全力を尽くすことだ」