自分は吸わないのに、友だちが部屋で喫煙......。退去時に清掃代ってかかる?
あなたは、「こんな人は家に呼びたくない」と思う人はどんな人ですか?以前、フレッシャーズ会員に行ったアンケート調査で「友だちに自分の家でやってほしくないこと」によると、「タバコを吸う」(60.4%)が1位にあげられました。「タンスなどを漁る」、「パソコンを使われる」など、プライバシーを侵害する行為を抑えての堂々1位。未だ20歳〜29歳の男性の34.2%、女性では12.8%が喫煙習慣者(※)という時代。招き入れた自分の部屋で「吸ってもいい?」とドキッとするような質問をされる可能性はぬぐい切れません。
※平成22年 厚生労働省「国民栄養現状」より
●友だちに「部屋でタバコを吸っていい」って聞かれたら?
自分が吸わないのに、友だちから「吸っていい?」と聞かれたら、返答に戸惑ってしまいそうです。ベランダという折衷案もありますが、タバコの煙が隣人宅に入り込みトラブルに発展することもあるので、安易にすすめることもできません。結局、室内で換気扇をまわしながら吸ってもらうしか方法はなさそうです。
吸わない人にとって、タバコの煙やニオイはつらいもの。しかも、タバコのヤニで壁が変色すれば、退去時にクリーニング代を取られる可能性も出てきます。起こりうるいろいろな状況を想定して返事をしましょう。
●タバコのヤニを除去するにはどうやって掃除する!?
もし誰かが部屋でタバコを吸ってしまったら、ヤニが壁や置き物の表面に付着することは避けられそうもありません。粘度が高いと言われるタバコのヤニは、ほこりや汚れを吸着しやすくするやっかいなもの。もし壁がビニルクロスであれば、さっとひと拭きして、ヤニだけでなくニオイも取り除いておきましょう。
●部屋が汚れたら退去時にお金がとられる!?
日常的にタバコの煙にさらされている部屋は、軽くふき取ったぐらいではヤニが取り除けないこともあります。最近はタバコが原因で行うクリーニンおよびクロスの張替え費用は、借主が負担することが妥当と考えられています。程度によっては、これらにかかる費用を覚悟しなければならないでしょう。
室内での喫煙は、部屋が汚れるという理由以外にも健康被害も懸念されるところ。いやであれば「部屋の中は禁煙」と言い切る勇気も必要かもしれません。冒頭で紹介したとおり、約6割の人が部屋で吸われたくないとの結果も。"不快である"という感情は珍しいものではないことを示しています。