ナポリFWエディンソン・カバーニがクラブ公式ラジオのロングインタビューに応じ、「良い形でシーズンを始められた。続けられるように願おう」と話した。ヨーロッパリーグのAIKソルナ戦は休養のためにスタンド観戦となったカバーニだが、23日のカターニア戦ではピッチに戻る。

「AIK戦でも、自分がピッチにいるかのように試合を感じていた。僕はこの街と、このクラブカラーをすごく大切に思っている。契約延長? 物事は両者で決めるものといつも言ってきた。正直、この数年、ここナポリでほかを見るべきと感じたときもあったよ。でも、結局は契約延長が正しい選択だった」

それは、重要な目標を達成しなければいけないからでもある。

「僕は、ナポリサポーターの記憶に消すことのできない印を残したいと夢見ているんだ。初めてスクデットを獲得した翌日のことを、(パオロ・)カンナヴァーロが教えてくれた。信じられないほど素晴らしいとね。いつも言ってきたけど、ナポリで勝つのはファンタスティックなことなんだ。ほかと違う味わいがあるんだよ」

「ナポリがユヴェントスの対抗馬? 両クラブの間には激しいライバル関係がある。北京での落胆は残っているよ。でも、前を見なければいけない。10月20日のリーグでの次の対戦からリベンジして、ね」

ナポリは公式戦5試合ですでに14ゴールを記録している。

「昨日のハットトリックは(エドゥアルド・)バルガスにとって非常に重要だった。決定力だけのことじゃなく、精神的な面からもね。(ゴラン・)パンデフと(エセキエル・)ラベッシのどちらがコンビを組むのに良いか? 困らせないでよ。ゴランとポチョと、トリデンテを組むのがいいな」

カバーニは守備面で手を貸すことにも注意を回す選手だ。

「僕はいつもそうしてきた。だからこそ、モダンなストライカーと言ってもらえるのだろう。セットプレーを跳ね返すために守備に戻るのはまた別だよ。それは僕が好きだからやるんだ。ゴールを決めるのと同じように素晴らしいんだよ」

23日のカターニア戦で、カバーニはナポリでの通算100試合出場を飾る。

「知らなかったな。うれしいね。このユニフォームで重要な目標を達成したい。それが僕の目標だ。素晴らしい情熱がある。僕はナポリで大きく成長した。チームメートたちやクラブは、自分が重要な存在だと感じさせてくれる。僕にとっては素晴らしい責任感だよ。(ワルテル・)マッツァーリ監督の信頼が大きかった。クラブが僕を信頼してくれたからだね。それに、監督は僕がベストのプレーをできるようにしてくれるんだ」

カバーニには100試合で止まるつもりがない。彼はさらに先を、トップを望んでいる。

「僕は常にもっとうまくやりたいと望んでいる。勝つためにたくさんのゴールを決めたい。そして、ナポリの歴史に残りたいんだ。(ディエゴ・)マラドーナも越える? そうなったら素晴らしいよね。大きな印を残したい。この街は決して忘れることがないんだ。だから、僕がナポリでやったことを、子供たちにも伝えていけるだろう」