KARAが竹島問題について質問され発言避ける…韓国国民はどうみた?

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韓国出身のアイドルグループKARA(カラ)が、竹島問題に関する質問にあいまいな回答をしたことから、韓国国内で激しいバッシングを浴びている。

KARAは22日にソウルで開かれた5枚目のミニアルバム「PANDORA」発売記念の記者会見で、記者から「韓国より日本で精力的に活動しているが、日本で竹島関連の質問を受けたらどう答えるつもりなのか」という質問を受けた。

リーダーのギュリは、「韓国ではあまり活動できませんでした。日本のファンから愛をたくさんもらって、メンバー全員が幸せでした。日本に韓国の存在を示すことができたという自負心もあります」「今後は韓国で成長した姿を見せられるのはないでしょうか」と回答。

しかし、発言はあいまいで、竹島問題にも触れなかったことから、韓国メディアは「発言回避に“失望”」「なぜ答えられないのか」などと批判的に報じた。

では、実際のところ、韓国国民はKARAの発言をどう見ているのだろうか? Yahoo!コリアはネットユーザーを対象としたアンケートコーナー「ネチズン一票」にて、同問題について世論調査を実施している。それによると、アンケートに参加したネットユーザー8231人のうち、60.3%(4964人)が「芸能活動と政治は関連づけない方が良い」と回答。「敏感な問題なので、立場を明確にすべき」は39.3%(3234人)、「その他」は4%(33人)だった。

コメント欄には、「政治は政治家がやればいい」「韓国領だと言いたかっただろうが、アイドルだから好きなようには発言できないだろう」「もうKARAをテレビに出さないで」「日本に帰化したな!」「KARAはもっと勉強するべき」「お金が絡んでるからな」「愛国心がなさすぎる」「記者がどうしようもない。日本で稼いでいるだけでも十分愛国じゃないか」などさまざまな意見が集まった。

日本に多くのファンを抱えるKARAとしては、竹島問題に関する質問は避けるしか無かったと思われる。だが、反日感情が高まりつつある韓国で「独島はわが領土」と言えないのは、韓国で活動する上で大きなマイナスとなる。アンケート結果を見る限り、6割は「芸能活動と政治は別」と考えKARAの立場に理解を示しているようだが、残りの4割はあいまいな回答に納得していないようだ。

韓国のメディアは、「日本で活動するKARAにとっては回答しにくい問題かもしれないが、どこかでまた同じ質問を受けるだろうし、回答しなければならない状況にもなるだろう」「俳優ソン・イルグクのような勇気はKARAには無かった」などとKARAの態度を厳しく批判した。

参照:hankooki.com
参照:Yahoo!コリア

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