北京でのスーペルコッパに続いて、ユヴェントスのアシスタント、マッシモ・カッレーラ氏は25日、パルマとのセリエA開幕戦に臨む。アントニオ・コンテ監督の代役となる同氏は、次のように話している。

「セリエA初戦への興奮は少しあるだろう。だが、それはキックオフのホイッスルまでだ。それからは試合モードだよ。ユヴェントスのベンチでセリエAデビューを迎えるなど、考えたこともなかった。下部組織での3年間を除けば、指揮を執ったことはないからね。どんな監督にとっても、ここユーヴェのように最高レベルに行くことは目標だ。だが、私はアントニオのスタッフでしかない。その自覚はあるよ」

「アントニオは練習で気合を入れている。試合中は選手たちを鼓舞していた。試合中は選手たちにいくつかアドバイスをする必要がある。私は、アントニオがやっていたのとまったく同じように、選手たちを助けるようにしたい。コンテ監督からの指示であるように、選手たちは私の話を聞いているよ。コンテの代わりは難しい。素晴らしい監督であることを示してきたからね。だが、彼の不在を感じないように、私はベストを尽くす」

「コンテがユヴェントスを去ることを考えたことがあるか? いや、まったくない。彼はこのスポーツを愛しており、今は深刻な不当を受けていると分かっている。彼は彼の道を進むし、ユヴェントスの指揮官であり続けたいと望んでいる」

「シーズンが始まってから、我々はピッチで働くことだけを考えている。サッカー以外のことに関心はないし、それに煩わされたこともなかった。ピッチでのアントニオはいつもと同じだし、同じように気合を入れていたからね」

「同僚(ナポリのワルテル・マッツァーリ監督)から『あの紳士』と言われてどう思ったか? マッツァーリには、私が選手として勝ち取ったのと同じように、監督として勝てることを願っているよ。それ以上はつけ加えない。私はサッカーのことだけを話したいし、ピッチで示したいからね」

「我々はうまくリーグ戦を始めたいと思っている。勝利を目指している。いつもと同じように、正しい気迫と、ご存じの結果をもたらしてくれた去年と同じ謙虚さをもって、我々は気合を入れて相手に向かわなければならない。明日の試合は重要な相手との重要な一戦だ」

「ほかの多くのチームと同じように、我々も優勝候補の一角だ。去年やったことを、今年も繰り返せるようにしたいね。有利なのは我々だけじゃない。去年、チャンピオンズリーグがないから我々が有利だと言われていたことを考えても、今年はほかのチームが有利だしね」