イタリアサッカー連盟(FIGC)のジャンカルロ・アベーテ会長が、『スカイ・スポーツ』で、イタリアサッカー界をめぐる重要な複数のテーマについて語った。

チェーザレ・プランデッリ監督率いるイタリア代表は15日、国際親善試合でイングランド代表に1−2と敗北を喫した。アベーテ会長は試合を前に、このようなコメントを残している。

「敗れはしたが、堂々と戦ったEUROを経て、ワールドカップに向けた道が始まる。プランデッリが去りたいと言ったことはないよ。我々全員が、何かが足りないと感じることがある。だがそれは、自分の任務を終わりにしたいという意味ではない」

次に、ユヴェントスのアントニオ・コンテ監督に対する停止処分をめぐり、ローマのズネデク・ゼーマン監督とユーヴェのジュゼッペ・マロッタ代表取締役が論争したことについて、アベーテ会長はこのように話している。

「当事者でなければ、話すべきではない。そういう風な変化を求めるのは、あまりに簡単だ。今の時点でのルールでは、処分を受けた指揮官でも、ミッドウィークの練習を率いることができる」

最後は、スーペルコッパの主役2チームだ。

「FIGCはユヴェントスと制度上の関係を築いている。偉大なクラブだが、最近は彼らとの間に混乱が生じた。スポーツ裁判は独立したものであり、誰もがしっかりと冷静に自分の役割を果たさなければならない。個人に責任を負わすことなくね。誰もが審判や法に怒るんだ。自分のチームに怒るわけにはいかないからね」

「ナポリに関して言うと、私はこれまで、抗議をしても表彰式に出席するという場面を何度も見てきた。そしてそこでは、批判と相手への表彰が区別されていた。カルチョはもっと成長しなければならない」