インテルのマルコ・ブランカTD(テクニカルディレクター)は、サンパウロ会長にMFルーカス獲得のオファーを提示して、ブラジルからイタリアへと戻った。

提示額は、2000万ユーロ(約20億円)に500万ユーロ(約5億円)のボーナスだ。だが、30%は一定の保有権を持つ選手の元へと入る。ルーカスへの条件は、年俸200万ユーロ(約2億円)から徐々に上がっていく形での5年契約だ。

サンパウロのバチスタSD(スポーツディレクター)は3日、「我々はルーカスを売りたくない。サポーターは彼を必要としているからだ。交渉するのは、彼が我々に移籍を求めてきたときだけだよ」と話している。いずれにしても、ブランカTDは4日、マッシモ・モラッティ会長にブラジル遠征の結果を報告する。

一方、オリンピック敗退でナポリに戻ってきたFWエディンソン・カバーニは4日、代理人のピエルパオロ・トリウルツィ氏とともに、リッカルド・ビゴンSDと会談した。両者は契約更改について話している。ただし、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は要求に応じる構えではないようだ。

なお、ユヴェントスはMFミロシュ・クラシッチをフェネルバフチェへ放出したことを正式発表している。完全移籍で、移籍金は2年分割の700万ユーロ(約7億円)だ。