スペイン五輪代表のジョルディ・アルバ「コンディションはすこぶる良い」

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 ロンドン・オリンピックの男子フットボール競技で優勝候補の一角に挙げられているU−23スペイン代表は21日、U−23日本代表とのグループリーグ初戦が行われるハムデン・パークのあるグラスゴー入りした。

 今回のU−23スペイン代表には、先のユーロで史上初の連覇を達成したA代表から3選手が合流しているが、大会で出場機会が殆どなかったFWフアン・マタおよびMFハビ・マルティネスよりも、全6試合にフル出場したDFジョルディ・アルバの疲労蓄積が心配されている。だが、驚異的なタフネスを武器とするジョルディ・アルバは、スペイン紙『Marca』とのインタビューで自身の状態に太鼓判を押した。

「オリンピックというのは滅多に出られない価値の高い大会なので、チャンスがあるなら参加したいと思っていた。確かに自分はここまで相当多くの試合に出場してきたが、フィジカル・コンディションはすこぶる良い。実際、先日のU−23メキシコ代表とのテストマッチでも快適にプレーすることができた。もし万全 の状態にないなら、自ら大会参加を辞退していたよ」

 この夏の移籍市場でバレンシアからユース時代の多くを過ごしたバルセロナに加入したジョルディ・アルバだが、オリンピックへの参加により新天地でのチーム合流が遅れることになる。しかし、バルセロナから出場に苦言を呈されることは全くなかったという。

「自分のオリンピック出場に問題があるとは思っていない。実際、バルセロナの誰からも参加を反対されたりしなかった。いろいろと騒ぎ立てているのはクラブの外の人達だと思う」

 ジョルディ・アルバはまた、昨年10月にデビューして以来、瞬く間にスタメンに定着したうえユーロ優勝を経験したA代表での活躍を振り返ると共に、オリンピック代表での金メダル獲得に期待を寄せた。

「非常に充実した1年を過ごしている。バレンシアで多くの試合に出場したことで、A代表入りというチャンスを掴み、ユーロではプロとして初タイトルを獲得することができた。そして今度はオリンピック出場なんて、本当に信じられない。スペインのフットボール界に新たな勲章をもたらせるよう、全力を尽くしたい」

[写真]=ムツ カワモリ