ワルテル・マッツァーリ監督がナポリで4年目となるシーズンをスタートさせた。同監督は決して満足をするタイプではない。FWエセキエル・ラベッシの退団にも泣くことはなく、士気期間はFWゴラン・パンデフと、よりユーティリティー性のあるフォーメーションで再出発しようとしている。

「ナポリがますます競争力あるチームになっていることは、この3年間が示している。スピードのある楽しいプレーが気に入られているのであれば、すでにそれだけで成功だ。その上で、常に改善は可能だよね。私は、もっと力のあるチームになれると確信している」

「このチームのようにグループが成長すれば、改善するためには狙いを定めた補強が必要だと思っている。少なくても、良い補強だ。会長やリッカルド・ビゴンSD(スポーツディレクター)とは明確にしてきた。私は勝利を望んでいるが、それはほかの状況にもよることだ。クラブがどんなアイディアであろうと、それは尊重しなければいけないと思う」

「最初の3年間よりも、3-5-1-1を試したい。より予測できないプレーをするためだ。(フアン・)スニガの左サイド? 彼はそこで何度もやってきたし、中央に絞ることで予測できないプレーができるということを示してきた。すごく成長したね。絶対に期待できる選手だと考えている。私は全員の成長を期待している。私の哲学は決して満足しないことだ。今年は契約最終年となるが、強い刺激とし、選手たちにもそれを伝えるためにあえて望んだ」

「ラベッシ? 大金で去っていったね。彼はカンピオーネになったんだ。だが、去年の我々はうまくパンデフを組み込んだ。ラベッシがいなかった試合の多くでゴランはラベッシ同様に効果的だったよ。コンディションを上げなければいけないが、そのクオリティーは議論の余地もない。ポチョ(ラベッシ)とは特長が異なるがね。パンデフは(エディンソン・)カバーニや(マレク・)ハムシク同様に不動のレギュラーさ。保証を与えてくれると確信している」

「私はこれまでのキャリアで若手を指導し、ブレイクさせてきた。若手を伸ばすのは重要なことだし、満足感を与えてくれる。安定して良いプレーができるか、プレッシャーに耐えられるか、準備が整っているのかを見ていこう。それは時間とともに分かる。今は未知数だ」

「(ロレンツォ・)インシーニェとは話した。落ち着くように伝えたよ。大きな一歩となるが、彼は自分が優秀な選手で、ハイレベルなセリエAでもやれることを示さなければならない。彼がまだ子どものときに、私がセリエAでデビューさせたことを忘れないでくれ。そのクオリティーは見てとれたはずだ」

「選手の売却? それはクラブに聞いてくれ。私は1日8時間、チームや戦術、精神面での働き掛けなどについて考えなければいけないんだ。売却に関しては関与していない。常に監督の承認が必要なわけではないんだよ。そうじゃなければ、ラベッシのようなカンピオーネを手放すことは決してないだろう」

「我々は継続的に結果を出せることを示してきた。野心的だし、満足はしていない。今年も狙っていく。スーペルコッパ? コッパ・イタリア優勝を思い出すね。昨季がいかに大事だったかを考えさせてくれる。私が言っていた成長プロセスの一部となる試合だよ」

「(ギョクハン・)インレル? 昨季は適応するためのシーズンだった。今年はさらなる前進を期待している。彼もほかの選手たちも、全員が前進することをね。サポーターにも言ったが、チームには必ず魂がある」

「クラブにはリクエストを伝えてある。私のプレーに役立つ選手たちを伝えた。あとは検討し、獲得できるかどうか、クラブ次第だ。それはビゴンSDと会長がやることだよ。私は与えられた選手たちと一緒に情熱を持って仕事をする。それは確かだ」