中国で9日、江蘇省南京市内を走るバスの車内に「キノコ」が生えていたことが話題になった。同日朝に、乗車したバス内で「大きく成長したキノコ」を見つけた大学生が写真撮影して、サイトに投稿した。

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 中国で9日、江蘇省南京市内を走るバスの車内に「キノコ」が生えていたことが話題になった。同日朝に、乗車したバス内で「大きく成長したキノコ」を見つけた大学生が写真撮影して、サイトに投稿した。中国新聞社が報じた。

 投稿した学生は南京郵電大学の3年生で、夏休みに帰省するガールフレンドを駅まで送るため9日午前6時半ごろ、大学前の停留場で97路のバスに乗車した。しばらくして、運転席の後ろの窓際に「かなり立派に育ったキノコ」を見つけたという。

 「模造品では」とも思ったが、触ってみると本物だった。窓の様子から「雨水が車内に漏れて、キノコの生育に適する条件になったのではないか」という。大学生がインターネットで写真を発表すると、コメントが次々に寄せられた。雨水が漏るような車体について「お湿りバス」などと揶揄(やゆ)する書き込みが多い。

 バス会社の関係者は「南京市では雨が続いたので、バスの中にキノコが生えることになったのだろう。毒キノコではなかった。すでに引き抜いた」と説明した。(編集担当:如月隼人)