完全勝利!日本代表がワールドカップアジア最終予選を満点スタートの巻。
やはり最終予選は難しい!特に日本と同組なら!

予選の難しさ。それは何度となく語られた話です。幾多の苦戦、幾多の困難。歴史を振り返れば、一度としてラクな予選などありませんでした。しかし、今の日本代表はひとつ上の次元に行ってしまったのかもしれません。予選突破は成し遂げて当然の仕事。1戦目で早くもそう言い切れるだけのものを、ザックJAPANは見せてくれました。

指揮官が事前に漏らした「簡単な試合になる」との言葉。勝負師としては意外な発言でしたが、それがハッタリでも妄言でもなかったことは結果が証明しました。3-0どころか、5-0でもおかしくないような戦いでの大圧勝。相手のシュート数、実に1本。あの慎重なキャプテン長谷部ですら「あと2〜3点は取れた」と口を滑らせるほどの戦いぶりは、本当にお見事でした。この調子なら、少なくとも6月の3連戦は何の心配もしなくて済みそうです。

こんなことなら試合前に「オマーンなんて3次予選で消しとく相手だろ…」「キリンチャレンジカップみたい」「おまーんら許さんぜよ!」などの発言を控えるんじゃありませんでした。むしろ、少し調子に乗った発言でサッカーの神様を怒らせないと、最終予選自体がつまらなくなってしまいそうです。

浮かび上がる、別の意味での予選の難しさ。

楽勝ムードをいかに忘れ、予選特有のピリピリした緊張感をどう保つか。ご機嫌によるビール消費量の増加をどう抑えるか。「ミヤイチくん見せてー」というミーハーな欲求をどこまで我慢できるか。「オーストラリアを落としてイラクを突破させる」方法の探究。どこにケチをつけるか寝ないで考える「粗探し組」の苦悩。問題は山積みです。

そしてライバル…同組のみなさんも、予選の難しさを感じていることでしょう。アウェー日本に乗り込めば、6万人の歌声に気圧される。ホームに日本代表を迎えれば、マンチェスターユナイテッドとインテルとHONDAが襲いかかってくる。5分の2ではなく、4分の1の狭き門。存分に「予選の難しさ」を感じてもらいたいものです。できるだけ均等に黒星をつけられるよう、日本代表も頑張りますので…!

ということで、あのセルジオ越後さんですら辛口の矛先をオマーンに切り替えざるを得ない、3日のテレビ朝日「ワールドカップアジア最終予選 日本代表VSオマーン代表戦」をチェックしていきましょう。



◆菊地直子容疑者も予選突破を確信して拘束されたことだろう!


埼玉スタジアムに集った観衆63551人。これは埼玉スタジアムでの観客動員新記録だとか。63700人収容を謳うスタジアムに63551人が詰め掛ける…日本代表にとってこれ以上ないサポートです。2002年のあのベルギー戦でも、浦和レッズのサポーターでも達成できなかったその数。オマーン代表が震え上がりながら「今回はミズノのスパイクを購入できただけでも収穫があった」と委縮するのも、無理からぬことかもしれません。

決戦に臨む日本代表。その顔ぶれは予想どおりであり、かつ納得の人選。サプライズなど必要ない、王者のスタメンです。ワールドカップベスト16にしてアジアチャンピオン。監督はイタリア・セリエAを制した経験を持ち、サッカーの最前線からやってきた戦術家。Jリーグ2年連続得点王、世界の香川マンチェスター真司ユナイテッド、Mr.Mintia、日本代表通算得点歴代4位、黄金世代の最高傑作、120万部ベストセラー作家、ドラムマスター、今野、ご主人様&召使い、6ヶ国語堪能…まったく隙のない布陣。

直前練習で見せる表情は引き締まっていつつも、硬くなりすぎない程度の緊張具合。若くしてワールドカップを経験し、個人としても欧州CLなどを経験している面々です。今さらビビることなどありますまい。笑顔を見せる香川。スタンドに向けてサムアップする長友。大きな声で君が代を歌う本田△。相手がスペインやアルゼンチンでも希望を持って見られる代表でしょう。ならば、オマーンなど一蹴するのみ。


立ち上がりから日本代表は猛攻を仕掛けます。最初の15分、かつての日本代表なら強豪の猛然とした勢いに屈してきた時間帯。今、日本代表は緒戦を制し、試合を掌握する側に回りました。開始わずか30秒でエンドラインまで攻め込むと、1分でコーナーキック、その15秒後にはDFラインの裏でGKと競り合う場面を演出。攻撃から守備、守備から攻撃への素早い切り替えでオマーンを落ち着かせることがありません。

そして迎えた前半11分。たびたび右サイド内田からの攻撃を見せていた日本が、いよいよ本命の左サイドからオマーンを攻略。相手がカットしたボールを今野が前線に戻すと、前田が楔のボールを受け、香川に渡し、それを再び前田に戻す。その間に左サイドを長友が駆け上がると、たった3人の動きで、オマーンDFは6人を吸い寄せられてしまいます。5メートルダッシュで長友に追いつけるはずもなく、ほとんどフリーの状態で中央にクロス。ニアサイドに岡崎が走り込んで相手の視線を引きつけると、日本のエース本田△はゴールど真ん前でどフリーに。相手を引き寄せ、引きはがし、ゴール前をガラ空きにさせる美しい崩し。日本、最初のシュートであっという間の先制点!

↓香川ユナイテッドを中心に先制弾の本田△を手荒い祝福!



本田△:「俺だ!俺だ!俺だ!」
香川:「おめでとーう!ピョーン」
本田△:「重っ!俺のヒザを鍛えるなよ…」
内田:「おめでとーう!ピョーン」
本田△:「重っ!この程度で壊れるヒザなら所詮そこまでのヒザ…」
吉田:「おめでとーう!ピョーン」
本田△:「俺は重たくても構わないけど、ヒザの意見は違った…」

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見事だったのはその後。1-0で沸き立つスタジアムの空気に、普通なら2-0、3-0を狙ってガンガン攻めてしまうところ。しかし日本代表は1点の余裕を持ってペースダウン。15分すぎからは省エネ運転に移行し、ボールをじっくりと回します。「相手が守備専なら別に構わない」「リスクを冒さず時間を使うだけ」「出てきたら叩く」という王者の休み時間。「90分無闇に走り回っている」なんて評された日本代表の姿はありません。基本無理せず、チャンスがあればスイッチを入れるメリハリのある戦いぶり。

右サイドを「俺にくれ!」と手を上げながら爆走するウッチーが無視された場面、相手の足を刈り取ってウッチーがイエローカードをもらう場面、ファウルだと思ってウッチーが相手を追うのを止めた場面など、右サイドを中心にゲームを組み立てる日本。大声援の中でもしっかりと「抜かれた!」「お前が止めろ!」「マヤ!」とアイコンタクトするウッチーの姿に、女子たちもほっこりとした気持ちになります。

結局前半はそのまま1-0で終了。前半22分の長友がエリア内で倒されたかと思われた場面、前半31分の岡崎のヘッド、前半39分のヌルヌルした香川のドリブルから長友がシュートを放った場面など、得点機はいくつかありました。相手のGK・名手アルハブシのセーブにも阻まれ追加点はなりませんでしたが、0-0ではなく1-0ですので何の問題もありません。


さぁ、そして日本代表がさらなる試合巧者ぶりを見せたのは後半立ち上がり。ハーフタイムの指示を受け、劣勢な相手が攻勢に出てくる時間帯。その前掛かりを待っていたかのように、日本がトドメを刺しにいきます。

後半6分。相手の攻撃を止めた日本はDFラインからの組み立て。オマーンは戻りも寄せも遅く、本田△→香川とボールをつないでも近くで見ているだけ。まるでFKの壁のように香川のシュートコースに立ち並ぶオマーン選手を尻目に、「ゴールだけじゃなくアシストもできる」香川は本領発揮。どう見てもオフサイドの位置にいる前田にズバッとパスを通すと、前田がこれを流し込んで日本追加点!

↓香川ユナイテッドを中心に前田を穏やかに祝福!


前田:「………!」
香川:「おめでとーう!ゴツーン」
前田:「………!」
長谷部:「おめでとーう!ピョーン」
前田:「………!」
長友:「おめでとーう!ペチペチペチ」
前田:「………!」

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歓声が鳴り止む間もない、つづけざまの後半9分。またも寄せの遅いオマーンDFは、中央で簡単に香川にボールを触らせると、右サイドで待つ前田への展開を許します。前田のシュートは相手DFに当たってこぼれ、中央で待つ岡崎の足元へ。岡崎はこれを何かワヤクチャな感じで叩き込み、日本は安全圏の3点目。「サッカーでは2-0が一番危ない点差なんですよ!」と言う暇もなく、決着となりました。

↓香川ユナイテッドを中心に岡崎を手荒い祝福!


岡崎:「よっしゃぁぁぁぁぁぁ!」
内田:「おめでとーう!ペシーン」
岡崎:「おい、頭皮は丁寧に扱えよ…」
香川:「おめでとーう!グワシッ」
岡崎:「顔はOK、顔は強いほうだから」
香川:「じゃ、やっぱりデコを責めるわ!ズルーッ」
岡崎:「生え際ライン後退させんな!抜け出す動きさせんな!」

相手の弱点だけを的確に突く香川の動きwwwww

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ここからの日本は先を見据えた戦い。まずイエローカードをもらった内田に替えて酒井を投入。つづいて岡崎に替えて清武を投入するなど、右サイドをどうするかという検討をスタート。ロンドン五輪代表の強化にも若干の心配りを見せます。逮捕されたオウム真理教・菊地直子容疑者も「よし勝ったな」「ウッチーも下がったし、今日は終わりね」「さて刑務所でも入るか…」と納得したに違いありません。

↓解説のセルジオ越後氏も、粗探しができなくなりオマーンに矛先を向ける!
セルジオ:「オマーンもね、あんまついてこないんですね」

セルジオ:「その意味で守りやすくなってる感じするんですね」

セルジオ:「縦のスピードもない、何か展開力ももうひとつ足りない。ただ引いて守ってるって感じするんですね」

セルジオ:「ラークにずれない守りができてるじゃないかなと思うんですね」

セルジオ:「今日の日本代表は50点」
セルジオ:「相手がアレじゃ50点しかあげられない」
セルジオ:「……あげられないじゃないかな」

なるほど、50点満点の50点という意味ですな!

いただきました満点です!


結局試合はそのまま3-0で終了。3-0となってからの動きは乏しかったものの、万全の戦いで勝点3を手にしました。細かい課題はあるでしょうが、それはもうチーム内でちょっと相談するレベルの話。塩コショウの配分を微調整する程度の問題です。オマーンはもちろん、オーストラリアもイラクも震え上がったであろう日本の強さ。このままのペースで予選突破を決めてもらいたいものですね。

↓あのキャプテン長谷部すらも上機嫌でスパイクを忘れる始末!
長谷部:「非常にホッとしてますし、今日はスタジアムが素晴らしい雰囲気だったので、それも僕たちの背中を押してくれたと思います」

長谷部:「いい時間帯に先制点取れて、後半もいい時間帯に点取れたんで、あと2〜3点取りたかったですね」

長谷部:「相手のチャンスもほとんどなかったですし、欲を言えばまだまだ点取れたと思うんで、最終的に得失点差とか出てくると思うんで、もうちょっと決めなきゃいけなかったかなと思います」

長谷部:「まだ(状態は)100%という感じはしないですけど、中4日あるんでそこでしっかりリカバリーして、いい準備したいと思います」

長谷部:「今日はスタジアム入るところから、スタジアムの中まで素晴らしい雰囲気作ってくれて、予選が始まるんだって雰囲気がすごく伝わってきたので、次の試合もよろしくお願いします」

(↓その後)

吉田麻也
「(青いシューズ袋を高くぶら下げながら)長谷部が〜、嬉しさのあまり〜、シューズを忘れました〜(といいながらミックスゾーンを通り過ぎた)」

http://news.livedoor.com/article/detail/6622212/

まぁ、それぐらいの快勝ってことですね!

水は長谷部、荷物は吉田に運ばせろ…と!


次は8日のヨルダン戦!王者らしく全チーム均等に黒星をつけてやろう!


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内容紹介記事は→コチラ  と コチラ と コチラ