韓国では29日、教科書が竹島(韓国名:独島)を日本領土と記述したことへの抗議集会が開かれた。集会では日の丸や野田総理の写真を燃やすなど過激なパフォーマンスが行われたが、中国のインターネットでは「なぜ韓国はいつも国旗を燃やすのだろう」などといった声があがった。

 ソウルでは200人ほどの市民が日本大使館前に集まり、2012年春から使用される高校の教科書が竹島を日本領土と記述したことについて、日の丸や野田総理の写真を燃やすなどして抗議を表明した。

 また、韓国政府外交部は「歴史的、地理的、さらに国際法から見ても独島は韓国固有の領土であることは明白だ。日本政府が独島を日本独自の領土と記した教科書を認可したことについて、韓国政府は遺憾の意を表明するとともに、失望も感じている」と表明、領土に関する事実のわい曲を許すことはできないと主張した。

 韓国人抗議集会に対して、中国人ネットユーザーからは「韓国人は国際問題が生じるとすぐに国旗を燃やす。彼らは本当に過激で素養がなさすぎる」と述べたほか、また別のユーザーは「韓国がうらやましい。日本の教科書には尖閣諸島も日本領と記されているのに、中国人はなぜこれほど冷めているのか」とデモを支持するコメントも寄せられた。(編集担当:及川源十郎)