剛力彩芽、“愛情たっぷり”の手作りチョコケーキをプレゼント
「第84回アカデミー賞」作品賞を含む2部門にノミネートされ、いよいよ今週末18日に公開となる映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』。公開に先駆けて、バレンタインデーの14日には、本作の主人公オスカー役のトーマス・ホーン(14)が初来日を果たし、本作に深く感動した若手女優・剛力彩芽(19)と「家族の愛と絆」をテーマにトークショーを行った。
映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』は、ある日突然に最愛の父親を失い、その事実を受け入れられない少年の心の旅と、家族の愛と絆を描いた感動作。本作を観た剛力は「普通にしてたら見過ごしちゃうようなことが実はすごく大切だったり、当たり前にやってることが実は当たり前じゃないと気付かせてくれました。家族って誰にも敵わないし、見てないようで一番見てる存在だなと。家族の温かさや、言葉を交わしてなくても全てが伝わっている空気感がすごく素敵で、どんどん見入ってしまいましたね。」と感想を述べた。
また、本作の題材となる、2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロに触れ「9.11で悲しい思いをした方もたくさんいると思うのですが、人と人との繋がりを通して希望や、家族を通して愛情の再確認って大切だなと思えました。昨年の3.11の時も『家族を大切にしたいな』と思いましたし、家族と明日も一緒にいられるのが当たり前と思っちゃいけないなと。感謝や愛情を伝えるのってすごく大事だなと、改めて実感しましたね。私の同世代でも親に感謝が言えなかったり、反抗しちゃう方も多いので、家族の大切さを伝えたいです。」と語った。
劇中では、9.11から1年後のNYを舞台に、トーマス演じる11歳の少年オスカー・シェルが、父が遺した1本の“鍵”に合う鍵穴を探し、それぞれの苦しみや哀しみから立ち直った、あるいは立ち直ろうとしている様々な人と出会い、成長していく姿が描かれる。トーマスは、本作への出演を通じて「この作品を作る上で、9.11で家族を失った方とか、悲しい経験をされた方とたくさん話すことができました。様々な人の悲しみや、様々な過去があって今に至っていることが良く理解できたので、人に対する共感や同情を今までよりも感じられるようになりました。日本の方も地震があったということで、とても心から同情しています。」とメッセージを寄せた。
本作で、映画初出演&初主演を果たしたトーマスは、オスカーを演じるに際し「撮影前に2ヶ月間ほどリハーサル期間を与えられ、監督とか、様々なダイアログの話し方のコーチとか、感情表現のために色々な方から様々な演技指導を受けることができました。インテンションという方法で『こういうことを考えるのは、こういう意図があってやるものだ』という風に、キャラクターの台詞や感情を、様々な動詞と結びつけることによって、より良く理解できるよう色々な練習をしました。場面場面を切り離して練習したり、感情表現をより強くするために身体を動かしたり、様々な指導を受けて、やっとここまで出来たと思います。」と役作りの苦労を語った。
そんなトーマスの演技について、剛力は「私も家族から見たら子供なので、親にもっと気付いて欲しいと思ってることとか、すごく共感する部分が多くて。お芝居にも、映画の中にも、惹き込まれていきましたね。自分と置き換えて、私の父と母にこういうことをしたいなと考えたり、親子のシーンでたくさん泣いてしまいましたね。」と明かした。
本日はバレンタインデーということで、剛力が「日本に来て良かったと思ってもらえるように、愛情をたっぷり込めて作りました。」と語る手作りのチョコケーキを渡されると、トーマスは「どうもありがとうございます(日本語)。前に作ったことがあって、すごく難しいことが分かっています。」と笑顔を見せた。
最後に、大切な人へのメッセージとして、剛力は「『愛してる』とか『ありがとう』とか、愛情表現や感謝の気持ちって、伝えられる時に伝えないと、すごく後悔するなと、この映画を観て思いました。普段は恥ずかしくて伝えられなかったり、言い辛かったりすると思うけど、そんなことを考えてたら、いつの間にか言えなくなっちゃうこともあるので。言える時にたくさん言って、表現して。私は基本的に『ありがとう』とか家族にもすぐ伝える方なので、これからもっとたくさん伝えて。家族や友達といつも一緒にいられることは当たり前じゃないと思いながら、一緒に生活していけたらいいなと思います。今日はたくさん『大切な人に、今日伝えてみよう』と思ってもらえたらいいなと思います。」とコメント。
続いて、トーマスは「父は眼科医なんですけど、患者を抱えながら、僕と一緒に日本に来てくれて感謝してます。もしかしたら僕が演技をすることに対して疑問を感じたことがあるかもしれません。でも、最終的には僕がこの新しい経験をすることに賛成してくれて、ものすごくサポートしてくれたことに感謝してます。父は心からありがとうと言いたいです。」と会場にいる父にメッセージを伝えた。
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映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』は、ある日突然に最愛の父親を失い、その事実を受け入れられない少年の心の旅と、家族の愛と絆を描いた感動作。本作を観た剛力は「普通にしてたら見過ごしちゃうようなことが実はすごく大切だったり、当たり前にやってることが実は当たり前じゃないと気付かせてくれました。家族って誰にも敵わないし、見てないようで一番見てる存在だなと。家族の温かさや、言葉を交わしてなくても全てが伝わっている空気感がすごく素敵で、どんどん見入ってしまいましたね。」と感想を述べた。
劇中では、9.11から1年後のNYを舞台に、トーマス演じる11歳の少年オスカー・シェルが、父が遺した1本の“鍵”に合う鍵穴を探し、それぞれの苦しみや哀しみから立ち直った、あるいは立ち直ろうとしている様々な人と出会い、成長していく姿が描かれる。トーマスは、本作への出演を通じて「この作品を作る上で、9.11で家族を失った方とか、悲しい経験をされた方とたくさん話すことができました。様々な人の悲しみや、様々な過去があって今に至っていることが良く理解できたので、人に対する共感や同情を今までよりも感じられるようになりました。日本の方も地震があったということで、とても心から同情しています。」とメッセージを寄せた。
本作で、映画初出演&初主演を果たしたトーマスは、オスカーを演じるに際し「撮影前に2ヶ月間ほどリハーサル期間を与えられ、監督とか、様々なダイアログの話し方のコーチとか、感情表現のために色々な方から様々な演技指導を受けることができました。インテンションという方法で『こういうことを考えるのは、こういう意図があってやるものだ』という風に、キャラクターの台詞や感情を、様々な動詞と結びつけることによって、より良く理解できるよう色々な練習をしました。場面場面を切り離して練習したり、感情表現をより強くするために身体を動かしたり、様々な指導を受けて、やっとここまで出来たと思います。」と役作りの苦労を語った。
そんなトーマスの演技について、剛力は「私も家族から見たら子供なので、親にもっと気付いて欲しいと思ってることとか、すごく共感する部分が多くて。お芝居にも、映画の中にも、惹き込まれていきましたね。自分と置き換えて、私の父と母にこういうことをしたいなと考えたり、親子のシーンでたくさん泣いてしまいましたね。」と明かした。
本日はバレンタインデーということで、剛力が「日本に来て良かったと思ってもらえるように、愛情をたっぷり込めて作りました。」と語る手作りのチョコケーキを渡されると、トーマスは「どうもありがとうございます(日本語)。前に作ったことがあって、すごく難しいことが分かっています。」と笑顔を見せた。
最後に、大切な人へのメッセージとして、剛力は「『愛してる』とか『ありがとう』とか、愛情表現や感謝の気持ちって、伝えられる時に伝えないと、すごく後悔するなと、この映画を観て思いました。普段は恥ずかしくて伝えられなかったり、言い辛かったりすると思うけど、そんなことを考えてたら、いつの間にか言えなくなっちゃうこともあるので。言える時にたくさん言って、表現して。私は基本的に『ありがとう』とか家族にもすぐ伝える方なので、これからもっとたくさん伝えて。家族や友達といつも一緒にいられることは当たり前じゃないと思いながら、一緒に生活していけたらいいなと思います。今日はたくさん『大切な人に、今日伝えてみよう』と思ってもらえたらいいなと思います。」とコメント。
続いて、トーマスは「父は眼科医なんですけど、患者を抱えながら、僕と一緒に日本に来てくれて感謝してます。もしかしたら僕が演技をすることに対して疑問を感じたことがあるかもしれません。でも、最終的には僕がこの新しい経験をすることに賛成してくれて、ものすごくサポートしてくれたことに感謝してます。父は心からありがとうと言いたいです。」と会場にいる父にメッセージを伝えた。
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