25日に行われたコパ・デル・レイ準々決勝セカンドレグの「クラシコ」で、レアルのジョゼ・モウリーニョ監督は試合後の会見で、テイシェイラ主審を直接非難することはなかった。

だが、同監督は深夜0時過ぎ、カンプ・ノウの駐車場で彼の車にもたれながら、テイシェイラ主審を待っていたという。モウリーニョ監督は同主審に、「君は何て素晴らしいアーティストなんだ。どれほどのプロフェッショナルたちを欺くのかね」と言ったそうだ。

これは、26日にスペイン『ムンド・デポルティボ』が報じ、その後スペインの各メディアが伝えたものだ。つまり、モウリーニョ監督と審判団との間にある火に、さらなる油が注がれたというわけである。テイシェイラ監督がモウリーニョ監督の発言にどう対応したかは不明だ。

一方、古巣インテルのエルネスト・パオリッロ代表取締役は26日、『ラジオCRC』で「モウリーニョがインテルに? まったくそんなことはない。今はラニエリのサイクルであり、無意味なことを話しても仕方がない」と、クラウディオ・ラニエリ監督への信頼を強調。同代表取締役は目標について、こう語った。

「チャンピオンズリーグ(CL)でできるだけ勝ち進むことだ。CL準決勝に進めれば素晴らしいことだね。マルセイユとのラウンド(決勝トーナメント1回戦)はバルセロナと比べて容易だが、危険なことに変わりはない。十分な注意を払ってマルセイユとの対戦に臨む必要がある。だが、ウチのカンピオーネたちはこのハードルを乗り越えられるはずだ」