冬季中断に入ったセリエAは、1月7日に再開する。だが、まずは2011年を総括するときだ。第16節を終えての発見は何だったのだろうか? サプライズや完全な飛躍を遂げた者まで、ベストイレブンと控えの7選手を含めた「トップ18」を、『ガゼッタ』の平均採点などから選出した。ここではGKとDFを紹介しよう。

●GK
驚きの選出となったのが、パレルモGKフランチェスコ・ベヌッシだ。同選手は5試合出場で平均「6.5」となっている。彼に続く控えGKとして選ばれたのが、シエナでプレーする25歳のセルビア人DFジェリコ・ブルキッチだ。シエナはリーグで5番目に失点が少ない。

●DF
4バックでの選出となる。左サイドバックには攻撃的なサイドの選手を選んだ。アタランタで輝いているエセキエル・スケロットだ。ここまでの平均点は「6.30」。その走りと方向転換、戦術的ユーティリティー。ブエノスアイレス出身だがイタリアのパスポートを持つ同選手は、近いうちにセリエのビッグクラブの一つへ行くだろう。

センターバックにはユヴェントスDFアンドレア・バルザーリとウディネーゼDFダニーロを選出した。ブンデスリーガから復帰し、昨シーズン終盤も見事な形で終えていたバルザーリは、今季もあらゆる予想を上回っている。平均点は「6.47」。代表の座も取り戻した。ユーヴェの“保証”となっている。

その隣に入るのがダニーロだ。ウディネーゼが育成する新たなタレントだ。エレガントだが、効果的でもあり、メフディ・ベナティアとともに、セリエA最少失点の守備陣をけん引している。ウディネーゼはここまで、わずか9失点しか喫していない。なお、ベナティアは控えとして選出した。

左サイドバックはラツィオMFセナド・ルリッチを選んだ。エディ・レヤ監督にとって貴重なボスニア人ユーティリティープレーヤーである。そのほか、ベンチメンバーにはナポリDFサルヴァトーレ・アロニカも選んでいる。ナポリは夏からDFを買い続けているが、最後には常に彼がプレーしている。