ユヴェントスFWアレッサンドロ・デル・ピエーロは、10月2日に行われるセリエA次節のミラン戦に向けて準備を整えている。自らのサイト上で、同選手は次のように語った。

「ユヴェントスでの僕のキャリアにおいて足跡を残したライバル関係というのはたくさんある。アツい試合もあれば、そうじゃないものもあった。より“伝統的”な一戦もあれば、そうじゃないのもあった。でも、トップの対決という点で、ミラン戦と比較できるものはないだろう」

「ユヴェントスでの1年目となった1993-94シーズン、ミランはデッレ・アルピで僕らを倒してスクデット獲得へ向かった。その翌年は、僕らがミランのホームで勝ち、スクデットにふさわしいことを示して、彼らの支配に終止符を打った。そのときからずっと、イタリアでも欧州でも、両チームの対戦はタイトルを争う試合だったんだ」

「リーグ戦はまだ始まったばかりだけど、このユーヴェ対ミラン戦がビッグマッチの雰囲気になることは確実だ。僕らにとっても彼らにとっても、その歩みにおける重要なポイントとなるはずだよ。ただ、決定的な試合と言うには、あまりに早すぎるけどね」

「それに、“伝統的な”ビッグマッチという意味では、僕らの新スタジアムで行われる最初の一戦となる。日曜のユヴェントス・スタジアムで感じるはずの雰囲気に、もう興奮していることは隠せないね」

ユヴェントスはDFパオロ・デ・チェッリエのコンディションが回復している。ミニゲームには参加しなかったが、チーム練習に加わっており、ミラン戦には出られるだろう。左サイドでファビオ・グロッソとポジションを争っている。

アントニオ・コンテ監督が起用するメンバーは、ほぼ確実と見られ、守備ラインの左サイド以外は、シュテファン・リヒトシュタイナーとアンドレア・バルザーリ、ジョルジョ・キエッリーニが再び出場。中盤はアンドレア・ピルロとクラウディオ・マルキージオで、前線はミルコ・ヴチニッチとアレッサンドロ・マトリだ。前線のウィングは、シモーネ・ペペとミロシュ・クラシッチがほかをリードしている。だが、より中盤をソリッドにすべく、アルトゥーロ・ビダルを起用する可能性もあるだろう。