20日のセリエA第4節で、インテルはノヴァーラに敵地で1−3と敗北を喫した。マッシモ・モラッティ会長はノヴァーラのスタジアムを出る際、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の進退に関して明確なコメントを残している。

モラッティ会長は「彼はチームを掌握していないと思った。だが、決めるまでに一晩かける」と語った。インテルは急いで次期監督を探さなければいけない。土曜にはボローニャとのアウェーマッチが控えているからだ。

次期監督として候補に挙がるのは、クラウディオ・ラニエリ氏か、現在クラブで“外務大臣”を務めているルイス・フィーゴ氏だ。

なお、モラッティ会長は駐車場に向かった際、「逃げているぞ」と言われて「誰が逃げたって?」と反論。声をかけたのがインテルのファンではなく、ノヴァーラのサポーターと知ると、「私は逃げていない。あなたの前にいる」と述べ、「オレたちの方が上だったぜ」と言われると、「分かっているよ。君たちはとても良かった」と答えている。

一方、ガスペリーニ監督は試合後、悔しさをあらわにしている。

「とてもひどい試合だった。もっと攻撃的に、もっとやれると思っていた。だが、より高い位置でプレーしようとしたとき、我々は無様な姿を見せてしまったよ。これまでにもあったようにね。今はもっと謙虚にならなければいけない。この点では、選手たちに対して疑念はないよ」

「とても大きな屈辱だ。非常に重要な考察をしなければいけない。我々が良い試合をしたのは、かなりコンパクトに戦ったときだ。中盤を厚くしてね。だが、より攻撃的になろうとすると、問題に直面してしまう。これはフォーメーションとか戦術を別にした明らかなデータだ。だから、一歩後退する必要がある。私が後退するのではなく、戦術的な後退だ」