ACL出場組の順延試合

ガンバ2−2名古屋
 得点:1−0ラフィーニャ(45分+1)、1−1ブルザノビッチ(56分)、
    2−1キム・スンヨン(74分)、2−2ケネディ(85分)

19時3分キックオフ、気温30.3度、湿度69%
大阪の最高気温34度よりは少し下がったものの、キックオフ時でも30度超。おそらくジッとしていても汗が流れるような条件下。選手たちには気の毒でしたが、いや、見ている方としては、じつに面白かったです。

(質問・今日の引き分けの意味は?)
ピクシー「西野監督に聞いてください。こっちは何も問題ないです。」ーーというわけで、名古屋は首位ガッチリ(引き分けでオーケーだったが、「大阪には勝ちに来ました。最初からドローを狙う事はないです。我々の更衣室ではそういう考え方は禁止です」だって。ピクシー、西野さんは悔しそうでしたよ。勝ち点2ポイントを失ったとかいってました。)

前半ロスタイムのガンバの先制点(ラフィーニャ)について、ピクシー、「(ハーフタイムに)怒りました。阿部に対してですが、最後のところ……イエローをもらってもとめるべきところだった。しかも終了間際のところ、これは彼にとって最初のレッスンであり、最後のレッスンだと思っています」(ーー「最初で最後のレッスン」とは? またやったら……次はない。キビシイ)

得点者は全員が外国人でしたが、これは偶然。両チームにわたしのなじみの選手が多いからでしょうか、ガンバもグランパスも個性的な選手がぞろり。一大活劇スペクタクル

まるで、西遊記か封神演義(ほうしんえんぎ)、あるいは水木ワールド(笑)

最後の名古屋の同点弾は、かかと落としみたいな(じつは足の裏だが)ほんの数センチの差でケネディが先にさわったところから生まれたゴール。手や足が長くてクネクネしている怪人だか導師(道士?)だかは、なんていいましたっけ(那咤/なた=正式には口偏の那と咤はウ冠なしか、それとも楊)b/ようせん=せんは晋に戈)?

西遊記の人物でイメージが似てるのは沙悟浄か? (印象には個人差があります)

それに、ものすごく走るのが速いのは韋駄天? (封神演義では韋護。ナタのお父さん李靖は道教に取り入れられた軍神・毘沙門天だそうだ)

ほかにも、守護聖人のくせに攻撃が好きな鬼神。(頼もしいのに、はらはらさせられ)

いやー、だれがだれと、選手と妖怪・神様たちの対照表を作る気はないけれど、ガンバにも、いますよね。

訓練を積まないと姿が見えない影のような選手とか、いないはずの場所に突然現れるシャイな座敷童みたいなミッドフィールダー、とか(ケガは大丈夫?)。

こうして誤解を恐れずに(気を悪くされた方がいたら、ごめんなさいね)書いてみると両チームには、「売り物」「武器」を手にした(足にした)選手たちがそろっているということに、なりますね。

この選手は、こう使う、というのを、本人も、チームメイトも理解している。途中で交替すれば、監督の意図も明確になる。そういえば、名古屋は監督も妖怪だった(いや、妖精でした。すみません)

本当に、灼熱地獄のようなコンディションの中、ご苦労さまでした。バルサ対レアルのクラシコのような、華麗さは(残念ながら)少なかったけれど、個性対個性のぶつかり合い、見応えがありました。

拍手(パチパチパチ)

(念のため=今回の記事は、少々飛ばして書いておりますが、選手たちの容貌などを中傷する意図はまったくありません。なでしこのある選手を「怪物」呼ばわりして、後で撤回した某Jリーガーと同様、まったく悪気があって書いているのではないので、あらかじめお断りしておきますーー千田)