この夏にサンプドリアからユヴェントスへ移籍したDFレト・ツィーグラーが、新チームでの初合宿に臨んでいる。MFアンドレア・ピルロに次ぐ、ユヴェントスの今夏2人目の補強となった彼は、その後にユヴェントス加入が決まった代表でチームメートのDFステファン・リヒトシュタイナーとサイドを形成することになる。

「僕にとって、ユヴェントスにいられることは夢だ。僕はここにたどり着くために頑張ってきた。今はビッグクラブでプレーするというチャンスがきている。ピッチの上で、クラブからの信頼に応えたい。このユニフォームを着ることは、自然と士気が高まるね。大きな責任を感じるよ」

「ラツィオとミランが1月に僕を狙っていた。でも、何もなかったよ。会長は、金銭的な面で合意に達しなかった。今の僕はユーヴェにいる。去年の時点で望んでいたことかって? 決める前にリーグ戦をしっかり終えることを考えていた。サンプドリアだけに集中したかったからね。今はここにいられることを心からうれしく思っている」

「リヒトシュタイナーとは、2003年にグラスホッパーで一緒にプレーして、ともにスイスリーグの優勝を祝福したよ。僕の国の選手がこういった偉大なクラブにいることは、誇らしいね」

「(ユヴェントス前監督のルイジ・)デルネーリが僕を欲しがっていたというのは本当だ。デルネーリと一緒にやれれば、より良かっただろう。その方が僕にとっては簡単だったはずだからね。ピッチで何を要求されるかは明確だよ。僕はユヴェントスにいる。監督のためにいるわけではないね」

「(新監督のアントニオ・)コンテは、ユヴェントスのメンタリティーを持ち込んだ。本当に偉大な指揮官だ。何度も優勝した経験を持つ監督で、勝利のDNAがあるね。サイドバックが中盤のサポートをしなければいけないという説明は聞いたよ。ランチの後で、前日の練習の動きを見直し、確認した。僕にとっては、ポジティブだと思う。ジェノアのときの4-4-2にとても似ているんだ。たくさん走らなければいけないけど、準備はできている。リーグ戦開幕が待ちきれないね」