東北地方太平洋沖地震により、延期となっていたプロ野球ペナントレースが、12日、遂に開幕した。

球団サイドと選手会、さらには節電を訴える政府を巻き込み、その開幕日が二転三転する事態となったが、最終的には、東北電力・東京電力管内における4月のナイターを自粛するなど、幾つかの条件下でセ・パ同時開催が実現する運びとなった。

それでも、13日に発表された視聴率(ビデオリサーチ調べ)によると、日本テレビで放送された巨人×ヤクルト戦・19時以降の平均世帯視聴率は11.8%となり、昨年3月26日の巨人開幕戦=12.3%を下回る結果に。同じ日本テレビで先月29日に放送されたサッカー・チャリティーマッチ「日本代表×Jリーグ選抜」の平均視聴率22.5%(関東地区)と比べれば、遠く及ばない数字となった。

テレビ離れが叫ばれている昨今ではあれ、注目のイベントであれば、それなりの視聴率は出ている。世間はまだ“プロ野球”を求めてはいなかったのか――、このニュースを取り上げた大手掲示板では、
「そこそこだと思ったら去年より低かったのか」
「まあ今季の最高視聴率だろう」
「二桁行くと高いと思ってしまう」
「震災で大変な状況の中この数字はまあまあだな」
「ちなみに加重平均すると開幕戦過去最低視聴率になります」
「これでも結構取ったと思える不思議w」
「一応時間帯トップみたいだね」
「ファンならCS契約してるでしょ」
「テレビの視聴率自体下がってるんだし上出来でしょ。その証拠に他局と比べて一番良かったみたいだし」
「もうプロ野球はゴールデンで流すべきコンテンツじゃないな」
「マスコミが球団を持ってるからマジで何とかやってもらってるだけだわ」
「みんな震災報道の毎日で渇望してたんだからそりゃ見るでしょう」
「昔は開幕戦って一大イベントだったよなぁ」
「本当に人気が落ちてきてるんだね」といったようなコメントが寄せられ、その評価は分かれている印象を残した。