韓国のイ・ミョンバク大統領が、3日に参加した祈祷会で主催者に求められて「土下座」していたことが伝えられ、韓国国内で議論が巻き起こっている。中国網が伝えた。

 中国網は韓国・中央日報の報道を紹介する形で伝えた。報道によると、イ大統領は3日にソウルで行なわれた第43回国家朝餐祈祷会に出席したという。その際、祈祷会の主催者が参加者全員に土下座による1分間の祈祷を呼びかけ、ステージ上にいたイ大統領はこの呼びかけに躊躇(ちゅうちょ)しながらも15人の参加者中一番最後に両膝を地面につけて祈りを捧げた。

 会の司会を務めた牧師によると「この祈祷会は始まって以来初めて大統領がひざまづいた」と語り、大統領と同じくステージ上で「土下座」をした別の参加者は「全く予想していなかった呼びかけにどうしていいかわからなかった。ステージしたの出席者がひざまづいていたので、我々も従わざるを得なかった」とコメントしており、大統領の「土下座」は誰もが予想していなかったハプニングだったようだ。韓国大統領府はこの行為に怒り心頭、「祈りのスタイルは牧師に従うことになっているが、これはやりすぎだ」と不満をあわらにしているという。

 国家朝餐祈祷会は1966年から開催されており、これまでほぼ毎年大統領が出席している。(編集担当:柳川俊之)



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