暖かい家族の空気も一瞬で凍りつく、親世代の死語

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流行語として一時期よく耳にしていた言葉が、あるとき古く感じられたらそれは「死語」。流行遅れと気付かずに死語を使い続けてしまう人も多く、親子くらい年代が離れてしまうと、その面白さが共有できないばかりか、もはや意味が通じないものもあるのではないでしょうか。学生452人に、親がぽろっと発した死語について聞いてみました。

調査時期:2011年1月26日〜2月3日
調査対象:マイコミフレッシャーズ
調査数:学生452名
調査方法:インターネットログイン式アンケート

【おしゃれが台無しになるファッション系の死語】
・「海外ブランドのマネキンを見て、母が『ナウいね』とつぶやいた。ナウくないブランドに見えてしまった」(22歳/女性/専門学校)
・「父はオシャレな男性を『シティ派』とまとめる」(23歳/女性/4年制大学)
・「テレビでファッション特集を見ていた親の、『ハイカラ』という褒め言葉はさすがに死語だと思った」(22歳/男性/4年制大学)
・「レギンスを『スパッツ』と言う母、『もも引き』と呼ぶ父……」(21歳/女性/4年制大学)

ファッション用語にはどうしても時代感が出てしまうようですね。しかし言葉は移り変わるもの。ここ数年流行っている「レギンス」だって、いつかは別の言葉にとって代わられ「死語」と呼ばれる日が来るかもしれません。

【昭和の死語】
・「若い二人組を見て母が、『あのアベックは……』と語り始めた。『アベック』とは何のことか、最初は意味が分からなかった」(22歳/女性/4年制大学)
・「怪我した先輩を病院へ送るため、車で家を出る際、母に『アッシーくん』と呼ばれた。なぜかイラッとした」(25歳/男性/大学院)
・「父の友人の方々との飲み会に参加させてもらったとき、『こういうピチピチギャルと一緒にいると気分も若返るなぁ』と言われました」(22歳/女性/4年制大学)

なんとなく昭和のにおいがする言葉たちです。大半が平成生まれの学生にとっては、昭和の空気を共有できないのも仕方ないかも……。その流行遅れな感じにはドン引きしてしまうようです。

【笑顔がひきつる死語ジョーク】
・「父は家を出るときいつも『行ってきマンモス』と言うが、家族は誰もツッコまない」(22歳/女性/4年制大学)
・ 「父が『だっちゅーの』といきなり言いました。いきなりです」(22歳/女性/4年制大学)
・「両親は当たり前という言葉を使うとき、ドヤ顔で『あたり前田のクラッカー』と言う」(22歳/女性/4年制大学)

口グセなのか冗談なのか、聞いた周りが一番反応に困るパターンです。周りを和ませようとするサービス精神の表れだったりもするので、やめてとも言いにくいですよね。でも中には、「親が『よっこいしょういち』という死語を教えてくれた。口癖になってしまった」(22歳/女性/4年制大学)と、残念ながら伝染してしまった人もいるようです。

親が発した死語を聞いて「古いなー」と思っても、その耳に残る響きや言葉の由来を知るとなかなか面白いものです。親とのコミュニケーションと思って、うまく付き合っていきたいものですね。あなたの親が発した死語で、印象的なものはありますか?




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