『僕と妻の1778の物語』のクリスマスイベントに登壇した竹内結子

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草なぎ剛主演のドラマ「僕」シリーズの最新作が、遂にスクリーンに登場。映画『僕と妻の1778の物語』(2011年1月15日公開)は、SF作家の眉村卓と、ガンで他界した悦子夫人の実話を基にした感動作だ。本作のクリスマスイベントが12月20日に表参道ヒルズで開催され、8mのクリスマスツリーをバックに、主演の草なぎ剛と竹内結子がトークセッションを行った。

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『僕と妻の1778の物語』では、草なぎ扮する小説家の朔太郎が、大腸ガンで余命1年と宣告された妻・節子(竹内結子)のために、毎日1編の短編小説を書いていく。朔太郎の素朴な優しさ、夫の愛を静かに受け止める節子のおおらかさに心打たれる本作は、感涙指数120%の映画に仕上がった。

草なぎと竹内の共演は、『黄泉がえり』(03)以来、7年ぶりとなる。草なぎは竹内について「全部すごいです。実際に撮影中は、節子にしか見えなくて。おかげで僕も変に緊張せずにいられました。結子ちゃんの醸し出す空気が温かくて、楽しく撮影できました」とべた褒め。竹内も草なぎについて「人を大事にされる方なので、周りをなごませ、気を遣ってくださる方です」と彼の人柄の良さを語った。

お互いに、人と違った点についても聞かれたふたり。草なぎは「面白いんですよ、結子ちゃん。たまにボーッとしてる」と言うと、竹内も「草なぎさんもじゃないですか(笑)」と突っ込む。草なぎは続けてこう話した。「すごく緩い時があって、そういうのもすごく良かったです。漫画とかも好きで、買ってきてくれたりして」。その漫画は中村光の「聖☆おにいさん」だったとか。

竹内からは、草なぎが猪の肉を差し入れたという珍エピソードが飛び出した。「なんで猪の肉?って」と笑いながらコメント。草なぎは「ロケで田舎に行った時、農家の方にいただいて鍋にしたんです。本当は血抜きをしないといけなかったんですが、すごくくさくて。結果的にはおいしかったんですが」と言うと、竹内は「正直、ちょっとくさすぎて、私は食べられなかったんです」とのこと。和気あいあいとやりとりするふたりが実に微笑ましかった。

この日は、30名の児童聖歌隊が、SMAPの「世界に一つだけの花」や「ありがとう」、&Gの「Wonderful Life」など、「僕」シリーズの曲をメドレーで合唱し、草なぎや竹内も「すごい素敵な歌声でした」と感動。その余韻の中、草なぎは力強くこう締めくくった。「本当に竹内さんと良い映画が作れたと思っています。僕シリーズから映画になりましたが、僕自身も集大成を見せられたと。妻・節子は大変なことになってしまいますが、ポジティブに光が差す前向きな映画なので、是非ご覧ください」。

聖歌隊によるメドレーを聴いて、改めて「僕」シリーズのドラマを振り返り、映画『僕と妻の1778の物語』への期待度が増したのは間違いない。ちなみに巨大ツリーは12月25日(土)まで飾られる予定なので、イルミネーションに彩られた表参道ヒルズを訪れてみるのも良いだろう。【MovieWalker/山崎伸子】

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